このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
目次
エンタープライズ・アプリケーションをホスティングするデータ・センターで最も重視されるのがセキュリティです。 ほとんどの企業は、プラットフォームの決定に関わる主な要素の1つがセキュリティであると考えています。 セキュアな環境を構築するには、オペレーティング・システムに用意されている一連のコマンドや機能としてセキュリティをとらえるのではなく、オペレーティング・システムの中核にセキュリティ機能を組み込む必要があります。 Oracle Linuxは、複数のセキュリティ・テクノロジをプロセス権限、ユーザー権限、さらには比類のない監視/監査機能に統合することにより、安心してアプリケーション保護を任せられるエンタープライズ・クラスの機能を提供します。
ホストしているオペレーティング・システムに関係なく、セキュリティ管理者は次の簡潔なルールに従ってセキュアなシステムを構築します。
物理的なセキュリティの確保
厳重なアクセス制御の展開
管理の簡素化
適切な(最小限の)権限委任
最小インストールの実行
強靱な防御力の確保
この章では、このようなシステム・セキュリティを確保するいくつかの側面について詳しく説明します。