このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

2.5.2 Valgrindを使用したメモリー・アクセス・エラーおよびメモリー・リークの検出

Valgrindは、メモリー・アクセス・エラーやメモリー・リークを検出するオープンソース・ツールです。

Valgrindを使用するには、次のステップを実行します。

  1. 次のように、-gフラグを付けてコードをコンパイルします。

    $ gcc -g -O1 test.c

    一般に最適化レベル1はレベル0よりも高速ですが、誤った行番号がレポートされる可能性があります。

    最適化レベルが1よりも高いと、誤って未初期化値のエラーがレポートされる場合があります。

  2. バイナリを実行してストレス・テストを実行するには、valgrindをラッパーとして使用します。

    $ valgrind --leak-check=yes --log-file=valgrind.rpt a.out

    メモリー・アクセス・チェックはデフォルトで有効になっています。 --leak-checkオプションを使用すると、バイナリの終了時にメモリー・リーク検出ツールが実行されます。 この値をsummaryに指定すると、メモリー・リークの発生回数がレポートされます。 値がfullまたはyesの場合は、個々のリークの詳細情報が表示されます。

Valgrindの使用の詳細は、valgrind(1)のマニュアル・ページおよびValgrindのドキュメント(https://www.valgrind.org/docs/manual/index.html)を参照してください。