このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

5.7 自動パラレル化とコンパイル時の最適化

これまでに開発されたコードのほとんどはスレッドのパラレル実行をサポートしていないため、最新のハードウェア・テクノロジを十分に活用することが困難です。 Oracle Solaris Studioコンパイラは、ユーザーが実行方法を指定しなくてもアプリケーションをマルチスレッドで実行できるメカニズムを備えています。 レガシー・コードに含まれる実行ループには最適化の余地がある場合が多く、逐次処理の繰返し部分を複数の独立した実行スレッドに分割できます。 いくつかのコンパイラ・フラグを使用して、自動パラレル化の動作を管理します。

-xautopar

ループの自動パラレル化を実行するようにコンパイラに指示します。

-xloopinfo

コンパイラによってパラレル化されたループに関する情報を出力します。

-xreduction

様々な値を取り込んで1つの値を出力する縮約演算(配列内のすべての値を合計するなど)のパラレル化をコンパイラに指示します。