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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル

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更新: 2017 年 3 月
 
 

ZS4-4 のファンモジュールの交換


Caution

注意  -  ファンを取り外した状態で長期間コントローラを稼働すると、冷却システムの効果が低下します。そのため、交換用ファンは事前に開梱しておき、障害が発生したファンを取り外したら、ただちにコントローラシャーシに挿入できるようにしておきます。


ファンモジュールは、マザーボードとそのコンポーネントを冷却します。ファンモジュールは、冗長性を実現するために、ペア (前の列と後ろの列) で並べて配置されます。障害が発生したファンモジュールを取り外す場合は、すぐに交換してください。ファンモジュールはホットスワップ対応であるため、ストレージコントローラの実行中でも、ほかのハードウェア機能に影響を与えずに取り外しや取り付けが可能です。ZS4-4 のファンモジュールを交換するには、次の手順を使用します。

  1. 保守するシャーシのロケータ LED を点滅させるには、BUI で「保守」 > 「ハードウェア」に移動し、関連付けられたロケータアイコン image:位置特定アイコン をクリックするか、サービスプロセッサ (SP) プロンプトに移動して、set /SYS/LOCATE status=on と入力します
  2. 障害の発生したコンポーネントを特定するには、BUI の「保守」 > 「ハードウェア」 > 「ファン」に移動し、オレンジ色のインジケータがある行をクリックします。

    コンポーネントが図で強調表示されます。

  3. コントローラの背面に、コントローラをラックから引き出すのに十分なケーブルの長さとスペースがあることを確認してください。
  4. ストレージコントローラのラックからの引き出しの説明に従って、コントローラをラックから引き出します。
  5. ファンモジュールの上部にある緑色のハンドルを持ち上げてファンモジュールをロック解除し、ファンモジュールをまっすぐ上に引き上げて取り出します。

    Caution

    注意  -  取り外す際にファンモジュールを過度に動かしたり揺すったりすると、ファンモジュールボードの内部コネクタが損傷する可能性があります。ファンモジュールを取り外す際、揺すらないでください。


  6. 交換用のファンモジュールの位置を調整して、モジュール下部にあるコネクタがスロット内部のコネクタの位置に合い、すべての切り欠きとラベルが正しく配置されるようにします。確実に正しい向きで取り付けられるように、ファンモジュールには切り欠きがあります。
    image:ファンモジュールを交換する方法を示す図
  7. ファンモジュールをスロット内に挿し込み、止まるまでスライドさせます。
  8. ファンモジュールがしっかり固定されるまで、ファンモジュール上部の「ラッチをかけるためにここを押す」ラベルを下に押します。
  9. 上部カバーをシャーシに元どおりに取り付けます。
  10. 各レール側面のリリース爪を押し、ゆっくりとストレージコントローラをラックに押し込んで、コントローラを通常のラックの位置に戻します。
  11. 緑色の OK インジケータが点灯していることを確認します。
  12. フロントパネルの上部のファンインジケータと保守アクション要求インジケータが点灯していないことを確認します。
  13. BUI の「保守」 > 「ハードウェア」画面に移動します。コントローラの右矢印アイコンをクリックし、「ファン」をクリックして、新しく取り付けられたファンモジュールのステータスアイコン image:ライト点灯アイコン が緑色になっていることを確認します。
  14. 障害が自動でクリアされない場合、アクティブな問題の修復を参照してください。