ZS4-4 の DIMM の交換
ZS4-4 の DIMM を交換するには、次の手順を使用します。
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コントローラの電源切断で説明されている電源切断方法のいずれかを使用して、コントローラをシャットダウンします。
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AC 電源コードをストレージコントローラの背面パネルから取り外します。
 | 注意 -
システムには 3.3 VDC のスタンバイ電源が常に供給されているため、コールドサービスが可能なコンポーネントに対して作業をする前には電源コードを外す必要があります。
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ストレージコントローラのラックからの引き出しの説明に従って、コントローラをラックから引き出します。
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上部カバーの取り外しの説明に従って、上部カバーを取り外します。
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障害インジケータが点灯しているメモリーライザーカード (P0/MR0 および P0/MR1) を取り外し、障害が発生した DIMM を特定します。障害が発生した DIMM を特定するには、DIMM の障害検知回路を使用します。障害の発生した ZS4-4 メモリーモジュールの特定を参照してください。
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障害が発生した DIMM を取り外すには、DIMM スロット取り外しレバーを両方ともできるだけ外側に回します。
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DIMM を慎重にまっすぐ上に持ち上げて、ソケットから取り外します。
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障害が発生したほかの DIMM についても、前の手順を繰り返します。
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DIMM スロットの両端にある DIMM 取り外しレバーを全開位置にします。
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交換用の DIMM を空きスロットの位置に合わせます。
DIMM には、DIMM スロットの突起部に合わせるために必要なノッチと切り欠きがあります。切り欠きにより、DIMM が確実に正しく取り付けられます。
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取り外しレバーが上がるまで、DIMM をスロット内にゆっくりと均等に押し込みます。
DIMM をスロット内にさらに押し込むと、レバーが上がります。
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レバーが完全に上がり、DIMM がスロットに固定されたことを確認します。
 | 注意 -
開いている DIMM 取り外しレバーは、メモリーライザーカードの取り付け中に折れる可能性があります。メモリーライザーカードの DIMM スロット取り外しレバーは、装着済みのものも未装着のものもすべて、カードをコントローラに取り付ける前に完全に閉じた位置にある必要があります。すべてのレバーが閉じていて、ロックされていることを確認してください。
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メモリーライザーカードを交換します。ZS4-4 のメモリーライザーカードの交換を参照してください。
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上部カバーをシャーシに元どおりに取り付けます。
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各レール側面のリリース爪を押し、ゆっくりとストレージコントローラをラックに押し込んで、コントローラを通常のラックの位置に戻します。
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ガイドとして以前追加されたラベルを参照して、すべてのケーブルを元のポートに再接続します。配線の詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 配線ガイドを参照してください。
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電源コードを電源装置に再接続します。
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スタンバイ電源がオンになっていることを確認します。これは、電源コードを差し込んでから約 2 分後に、フロントパネルの電源/OK ステータスインジケータが点滅することで示されます。
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ペンまたはその他の先端がとがったものを使用して、ストレージコントローラのフロントパネルにある埋め込み式の電源ボタンを押してから放します。
電源ボタンの近くにある電源/OK ステータスインジケータが点灯し、そのまま点灯し続けます。
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BUI の「保守」 > 「ハードウェア」画面に移動します。コントローラの右矢印アイコンをクリックし、「DIMM」をクリックして、新しく取り付けられた DIMM のステータスアイコン
が緑色になっていることを確認します。新しい DIMM に関する詳細を表示するには、その情報アイコンをクリックします。
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障害が自動でクリアされない場合、アクティブな問題の修復を参照してください。