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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル

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更新: 2017 年 3 月
 
 

7x20 の DIMM の交換


Caution

注意  -  この手順では、静電気に弱いコンポーネントを扱う必要があるため、コンポーネントに障害が発生する可能性があります。損傷を避けるには、コンポーネントを扱う際、静電気防止用リストストラップを着用し、静電気防止用マットを使用します。


障害が発生したメモリーモジュールを特定するには、ストレージコントローラを開き、マザーボート上のオレンジ色のステータス LED を使用する必要があります。一般的なメモリーの障害を特定するには、BUI の「保守」>「ハードウェア」画面に移動し、コントローラ上の右矢印アイコン image:適用アイコン をクリックします。次に「DIMM」をクリックして、警告アイコン image:ライト警告アイコン で示される障害が発生したコンポーネントを特定します。

  1. コントローラの電源切断の説明に従って、ストレージコントローラの電源を切断します。
  2. AC 電源コードをストレージコントローラの背面パネルから取り外します。

    Caution

    注意  -  システムには 3.3 VDC のスタンバイ電源が常に供給されているため、コールドサービスが可能なコンポーネントに対して作業をする前には電源コードを外す必要があります。


  3. ストレージコントローラのラックからの引き出しの説明に従って、コントローラをラックから引き出します。
  4. 7120 または 7320: 7120 と 7320 ではコンポーネントが多少異なりますが、それぞれの保守の手順は同じです。図は 7320 コントローラを示しています。上部カバーを取り外すには:
    1. ファンモジュールのドアのラッチを外し、2 つのリリース爪を引いて、ファンのドアを開放位置まで回してとめます。
    2. 上部カバーのリリースボタンを押して、上部カバーを後方に約 0.5 インチ (1.3 cm) スライドさせます。
    3. 上部カバーを持ち上げて、取り外します。
    4. また、エアバッフルコネクタを押してから持ち上げて、サーバーから取り外します。
      image:7120 または 7320 コントローラの上部カバーおよびエアバッフルを取り外す方法を示す図
  5. 7420: 上部カバーを取り外すには:
    1. 両方のカバーラッチを同時に引き上げます。
      image:7420 コントローラの上部カバーを取り外す方法を示す図
    2. 上部カバーを持ち上げて、取り外します。
  6. 保守の必要がある DIMM を特定するには、ストレージコントローラの障害検知ボタンを押します。

    次の図は、7120 コントローラの障害検知ボタンを示しています。


    image:7120 または 7320 コントローラの障害検知ボタンを示す図

    次の図は、7420 コントローラの障害検知ボタンを示しています。


    image:7420 コントローラの障害検知ボタンを示す図
  7. 7420: 保守要求ステータスインジケータによって、障害が発生した DIMM を搭載しているメモリーライザーを特定します。メモリーライザーをまっすぐに持ち上げてマザーボードから取り外し、静電気防止用マットに置きます。
    image:7420 コントローラのメモリーライザーを取り外す方法を示す図
  8. DIMM スロットの取り外しレバーを両方ともできるだけ外側に回し、障害が発生した DIMM を注意してまっすぐに持ち上げ、ソケットから取り外します。
    image:7420 コントローラの DIMM を取り外す方法を示す図
  9. コネクタと交換用の DIMM の位置を合わせ、確実に正しい位置に配置されるようノッチと切り欠きを合わせてください。
    image:7420 コントローラの DIMM を取り付ける方法を示す図
  10. 取り出しタブによって所定の位置に固定されるまで、DIMM をコネクタに押し込みます。
  11. 7120 または 7320: 7120 と 7320 ではコンポーネントが多少異なりますが、それぞれの保守の手順は同じです。図は 7320 を示しています。カバーを元どおりに取り付けるには:
    1. ストレージコントローラの背面から約 1 インチ (2.5 cm) はみ出るように、シャーシの上に上部カバーを置きます。
    2. 装着されるまで、上部カバーを手前にスライドさせます。
    3. ファンカバーを閉じて、ファンカバーラッチをとめます。ストレージコントローラの電源を入れるには、カバーが完全に閉じている必要があります。
      image:7120 または 7320 コントローラのファンカバーを閉じる方法を示す図
  12. 7420: カバーを元どおりに取り付けるには:
    1. メモリーライザーモジュールを所定の位置に固定するまで、対応する CPU メモリーライザースロットに押し込みます。
      image:7420 コントローラのライザーモジュールを元どおりに取り付ける方法を示す図
    2. ストレージコントローラの背面から約 1 インチ (2.5 cm) 前にはみ出るように、シャーシの上に上部カバーを置きます。
    3. 固定されるまでシャーシの背面に向かって上部カバーをスライドさせ、両方のラッチで留められるまで、両手でカバーを下に押します。
      image:7420 コントローラの上部カバーを閉じる方法を示す図
  13. 各レール側面のリリース爪を押して、ゆっくりとストレージコントローラをラックに押し込みます。
    image:レールのリリース爪を押す方法を示す図

    次の図は、7420 のシャーシを示しています。


    image:7x20 コントローラをラックに取り付ける方法を示す図
  14. ガイドとして以前追加されたラベルを参照して、すべてのケーブルを元のポートに再接続します。配線の詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 配線ガイドを参照してください。
  15. 電源コードを電源装置に接続します。
  16. スタンバイ電源がオンになっていることを確認します。これは、電源コードを差し込んでから約 2 分後に、フロントパネルの電源/OK ステータスインジケータが点滅することで示されます。
  17. ペンまたはその他の先端がとがったものを使用して、ストレージコントローラのフロントパネルにある埋め込み式の電源ボタンを押してから放します。

    電源ボタンの近くにある電源/OK ステータスインジケータが点灯し、そのまま点灯し続けます。

  18. BUI の「保守」 > 「ハードウェア」画面に移動します。コントローラの右矢印アイコン image:適用アイコン をクリックし、「DIMM」をクリックして、新しく装着した DIMM のオンラインアイコン image:ライト点灯アイコン が緑色になっていることを確認します。
  19. 障害が自動でクリアされない場合、アクティブな問題の修復を参照してください。