ZS3-2 のバッテリの交換
バッテリの取り外しは、コールドサービス操作です。バッテリを取り外す前に、アプライアンスの電源を切断する必要があります。システムがクラスタ化構成でない場合、ストレージにアクセスできなくなります。
ストレージコントローラが電源を停止しネットワークから切断されているために適切な時間を維持できない場合は、バッテリを交換しなければならないことがあります。小さなマイナスの非金属製のねじ回し (1 番) またはそれと同等のねじ回しが必要です。ZS3-2 のバッテリを交換するには、次の手順を使用します。
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コントローラの電源切断の説明に従って、ストレージコントローラの電源を切断します。
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ストレージコントローラのラックからの引き出しの説明に従って、コントローラをラックから引き出します。
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上部カバーの取り外しの説明に従って、上部カバーを取り外します。
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ライザー 1 を取り外します。
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バッテリレセプタクルの爪を前方に押して、バッテリを外します。バッテリが飛び出します。
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バッテリを持ち上げてレセプタクルから外し、それを脇に置いておきます。
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プラス側 (+) を上に向けて、バッテリをレセプタクルの取り付け場所に位置合わせします。
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バッテリをカチッという音がするまでレセプタクルの中に押し込みます。
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ライザー 1 を取り付けます。
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上部カバーを元どおりに取り付けて、2 本の脱落防止機構付きねじを締めます。
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各レールの側面にあるリリース爪を押し、コントローラを押し込む方向にケーブルがないことを確認しながら、ストレージコントローラをゆっくりとラックに押し込みます。
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ガイドとして以前追加されたラベルを参照して、すべてのケーブルを元のポートに再接続します。配線の詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 配線ガイドを参照してください。
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電源コードを電源装置に接続します。スタンバイ電源がオンになっていることを確認します。これは、フロントパネルの電源/OK および SP ステータスインジケータが緑色で点滅することで示されます。
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SP ステータスインジケータが緑色に点灯したら、ペンまたはその他の先端がとがったものを使用して、フロントパネルにある埋め込み式の電源ボタンを押してから放します。電源ボタンの近くにある電源/OK ステータスインジケータが点灯し、そのまま点灯し続けます。
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システムのブートが完了したら、ログインし、Setting Clock Synchronization (BUI) in Oracle ZFS Storage Appliance Administration Guide, Release OS8.7.0のタスクのステップを使用して時間を設定します。