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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル

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更新: 2017 年 3 月
 
 

ZS5-4 の CPU とメモリーライザーカード

コントローラの中央部分に 4 つの CPU ソケットがあり、(コントローラの前面から) 右から左に連続して指定されています。右端のソケットは CPU-0 で、P0 に指定され、左端のソケットは CPU-3 で、P3 に指定されています。

8 つのメモリーライザー (MR) カードスロットは、ファンモジュールスロットと CPU ソケットの間にあります。連続して右から左に、右端のスロットはスロット 0、左端のスロットはスロット 7 です。

スロットは 4 つの CPU ソケット (P0-P3) との関連付けによっても指定されています。2 つのスロットは各 CPU ソケットに割り当てられます。たとえば、スロット 0 および 1 は CPU ソケット P0 と対になり、P0/MR0 および P0/MR1 に指定されています。スロット 2 および 3 は CPU ソケット P1 と対になり、P1/MR0 および P1/MR1 に指定されています。このパターンで残りのスロットに番号が付けられます。

image:メモリーライザーカードスロットと CPU の位置と指定を示す図。
吹き出し番号
説明
吹き出し番号
説明
1
MR カードスロット P3/MR1
7
MR カードスロット P0/MR1
2
MR カードスロット P3/MR0
8
MR カードスロット P0/MR0
3
MR カードスロット P2/MR1
9
CPU-3 (P3)
4
MR カードスロット P2/MR0
10
CPU-2 (P2)
5
MR カードスロット P1/MR1
11
CPU-1 (P1)
6
MR カードスロット P1/MR0
12
CPU-0 (P0)

メモリーライザーカードのコンポーネント

次の図は、メモリーライザーカードのコンポーネントを示しています。

image:メモリーライザーカードのコンポーネントを示す図。
吹き出し番号
説明
吹き出し番号
説明
1
コネクタ
5
DIMM 取り出し/ロックレバー (各スロットに 2 つ)
2
DIMM スロット (12)
6
充電ステータスインジケータ (緑色)
3
障害検知ボタン
7
メモリーライザーカード障害インジケータ
4
DIMM 障害インジケータ

メモリーライザーカードの物理的配置

メモリーライザーカードはファンモジュールベイの背後にあります。各メモリーライザー (MR) カードと、各カードに関連付けられた CPU の指定は、コントローラ内部の背面の MR カードブラケットに貼付されたラベルにあります。カードは MR に指定され、CPU は P に指定されています。スロットと CPU には、コントローラの前面から見て右から左に、次のラベルが付けられています。


注 - 各 CPU には 2 つのカードスロット (MR0 および MR1) が割り当てられています。
  • P0/MR0 (右端のスロット)

  • P0/MR1

  • P1/MR0

  • P1/MR1

  • P2/MR0

  • P2/MR1

  • P3/MR0

  • P3/MR1 (左端のスロット)

次の図に、上で説明したメモリーライザースロットとそれに関連する CPU の番号を示します。

image:サーバー内部のメモリーライザーカードと CPU のラベル付けを示す図。

メモリーライザーカード配置規則

コントローラのメモリーライザー配置規則は次のとおりです。

  1. 各 CPU には、2 つの専用のメモリーライザーカードスロット (MR0 および MR1) があります。

  2. 取り付けられた各 CPU の専用のメモリーライザースロットには、1 枚のメモリーライザーカードが含まれている必要があります。4 CPU システムには 8 枚のメモリーライザーカードが含まれている必要があります。

  3. コントローラにメモリーライザーカードを取り付ける場合:

    • まず、番号がもっとも小さい CPU (P0) から順に、CPU ごとにライザースロット MR0 に取り付けます。

    • 次に、番号がもっとも小さい CPU (P0) から順に、CPU ごとにライザースロット MR1 に取り付けます。