intrd - 割り込み分散デーモン
intrd
intrd デーモンはブート時に起動され、割り込みと CPU の間の割り当てを監視します。intrd は、現在の割り当てがアンバランスで、システムパフォーマンスに悪影響を及ぼすと判断した場合に、新しい割り当てを生成して実装します。
通知はすべて syslogd(8) を介して配信されます。
intrd は、最適なパフォーマンスを得るためにシステムを動的に監視するため、アイドル状態のシステム上でも少量の CPU 時間を消費します。これは正常な動作です。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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svcs(1), attributes(7), smf(7), svcadm(8), syslogd(8)
割り込み分散デーモンは、サービス管理機能 smf(7) により次のサービス識別子の下で管理されます。
svc:/system/intrd:default
再起動の有効化、無効化、要求などのこのサービスでの管理アクションは、svcadm(8) を使用して実行できます。サービスステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。
intrd によって syslogd(8) を介してメッセージが発行される頻度をシステム管理者が制御できる、カーネル調整可能なパラメータが存在します。bal_msg_period 変数は、メッセージ出力が抑制される「停止時間」を秒単位で定義します。メッセージの 1 つの例として、bal_msg_period 期間中の出力で、そのメッセージを出力するための後続のすべての呼び出しが抑制され、カウントされて、その期間の経過後に合計として報告されるというものがあります。デフォルト値は 1800 秒、つまり 30 分で、最小は 10 秒、最大は 86400 秒、つまり 24 時間です。bal_msg_period 値が 0 (ゼロ) の場合、メッセージの抑制をオフに切り替えます。すべての変更は、system(5) を使用して行う必要があります。