nwamd - network auto-magic デーモン
/lib/inet/nwamd
nwamd は、ネットワークインタフェースを管理するシステムデーモンです。
このデーモンは、svc:/network/physical:default サービスによって自動的に起動されるので、直接起動しないようにしてください。これは、プログラミングインタフェースのコンポーネントではありません。
nwamd デーモンは、外部ネットワーク修飾子 (ENM) を管理して、有効にしたり無効にしたりします。ENM は、ネットワーク構成の変更や作成が可能な NWAM サービス外部のアプリケーションです。ENM とそれらのプロパティーの詳細については、netcfg(8) を参照してください。
また、nwamd デーモンは、システム内のさまざまなリンクとインタフェースの状態を内部で維持します。これらの状態は、ENM をアクティブ化するための条件が定期的に検査されるときの状態です。
nwamd デーモンは起動時に、システムに WiFi リンクがある場合、既知の WLAN リストに含まれている使用可能な WiFi ネットワークに接続しようとします。この機能は、すべての WiFi リンクの "autoconnect" データリンクプロパティーによって制御されます。このプロパティーは、デフォルトで "on" に設定されます。このプロパティーが "off" の場合、そのような試行は行われません。さらに、nwamd によって、WiFi ネットワークへの接続が破棄されてから、その WiFi ネットワークへの再接続が試行されるタイミングが検出されます。
最後に、nwamd は、リンク、インタフェース、および ENM の状態変更の結果、リスナーにイベントを送信します。管理者は netadm(8) コマンドと show-events サブコマンドを使用して、これらのイベントを表示できます。
次の SMF プロパティーが nwamd デーモンでサポートされています。リストの形式は次のようになります。
property_group/property_name property_type default_value nwamd/debug boolean false Enables debug logging using daemon.debug. nwamd/msglog boolean false Enables debug logs in miniroot during netboot. nwamd/condition_check_interval count 120
条件に応じてアクティブになるオブジェクトの条件確認を定期的に行う間隔 (秒単位)。最小値は 30 秒です。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(7) を参照してください。
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svcs(1)、attributes(7)、smf(7)、dladm(8)、netadm(8)、netcfg(8)、netcfgd(8)、svcadm(8)
ネットワークサービスは、サービス管理機能 smf(7) によって、次のサービス識別子として管理されます。
svc:/network/physical:default
再起動の有効化、無効化、要求などのこのサービスでの管理アクションは、svcadm(8) を使用して実行できます。サービスステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。