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Oracle® ZFS Storage Appliance 配線ガイド、リリース OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

ディスクシェルフ同士の配線

SAS 銅ケーブルを使ってディスクシェルフ同士を配線するには、次の手順を使用します。次に示すような特殊な状況では、DE3-24 ディスクシェルフでアクティブ光ケーブル (AOC) を使用できます。

  • 同じキャビネット内の DE3-24 ディスクシェルフの場合は、1 m (3.28 フィート) の SAS-3 ケーブルを使用します。同じキャビネット内の DE2-24 と Sun Disk Shelf の場合は、2 m (6.56 フィート) の SAS-2 ケーブルを使用します。

  • DE3-24 ディスクシェルフの配線が隣接するキャビネット間にまたがる場合は、3 m (9.84 フィート) の SAS-3 ケーブルを使用します。

  • DE3-24 ディスクシェルフの配線が隣接する 2 つのキャビネット間にまたがる場合は、6 m (19.68 フィート) 銅 SAS-3 ケーブル、または 6 m AOC SAS-3 ケーブル、または 20 m (65.62 フィート) AOC SAS-3 ケーブルを使用します。チェーンごとに許可される 6 m または 20 m SAS-3 ケーブルは、1 組だけです。

  • DE2-24 と Sun Disk Shelf の配線が隣接するキャビネット間をまたがる場合は、3 m (9.84 フィート) の SAS-2 ケーブルを使用します。

  1. 配線の入門で、使用するシステムに適した配線図を特定します。
  2. まずディスクシェルフケーブルの中央部で直径 12.7 cm (5 インチ) のゆるいループを適切な数だけ作成し、ケーブルタイを取り付けてそれらを固定します (次の図を参照)。

    ループ作成時にはこれらのガイドラインを使用してください。

    • 1 m のケーブル長 - 2 ループ

    • 2 m のケーブル長 - 3 ループ

    • 3 m のケーブル長 - 4 ループ

    ケーブルタイとケーブル端の間の長さが約 0.58 m (23 インチ) になるようにします。


    image:図は、ケーブルタイとケーブル端の間の長さを示しています。
  3. ラックの背面に向かって、まずいちばん上のディスクシェルフについて、ディスクシェルフ配線ポートにもっとも近いラックのサイドを選択し、そのサイドにケーブルのループを保持します。

    ケーブル長が最大になるよう、ケーブルタイがラックの背面のほうを向くようにしてください。

  4. ラックレールの、いちばん上のディスクシェルフより上の位置までケーブルの上側の端を伸ばし、電源装置を取り外すのに十分な余裕がケーブルに残っていることを確認します。
  5. そのケーブルの端を、いちばん上のディスクシェルフの適切なポートに接続します。

    ディスクシェルフのポートを特定するには、適切な配線図を参照してください。DEx-24 ディスクシェルフにケーブルを接続するときは、ディスクシェルフタイプと I/O モジュールに対して青色のリリース爪の位置が正しくなるようにして、ケーブルコネクタのラッチがポートにかみ合うことを確認します。

    Mini-SAS HD ケーブルを DE3-24P ディスクシェルフに接続する


    image:この図は Mini-SAS HD ケーブルを DE3-24P ディスクシェルフに接続する方法を示しています
    吹き出し番号
    説明
    1
    青色のリリース爪
    2
    ケーブルコネクタのラッチ
    3
    IOM 0/IOM 1 ポートのラッチ受け穴

    Mini-SAS HD ケーブルを DE3-24C ディスクシェルフに接続する


    image:この図は DE3-24C ディスクシェルフへの Mini-SAS HD ケーブルの接続を示しています
    吹き出し番号
    説明
    1
    青色のリリース爪
    2
    ケーブルコネクタのラッチ
    3
    IOM 0/IOM 1 ポートのラッチ受け穴

    Mini-SAS ケーブルを DE2-24P ディスクシェルフに接続する


    image:この図は DE2-24P ディスクシェルフへの Mini-SAS ケーブルの接続を示しています
    吹き出し番号
    説明
    1
    青色のリリース爪
    2
    ケーブルコネクタのラッチ (下側)
    3
    IOM 1 ポートのラッチ受け穴 (下側)
    4
    青色のリリース爪
    5
    ケーブルコネクタのラッチ
    6
    IOM 0 ポートのラッチ受け穴

    Mini-SAS ケーブルを DE2-24C ディスクシェルフに接続する


    image:この図は DE2-24C ディスクシェルフへの Mini-SAS ケーブルの接続を示しています
    吹き出し番号
    説明
    1
    青色のリリース爪
    2
    ケーブルコネクタのラッチ (下側)
    3
    IOM 0/IOM 1 ポートのラッチ受け穴 (下側)
  6. コイル状になったケーブルを、垂直方向のラックレールとラックサイドパネルの間にスライドさせます。その際、ケーブルタイがまだラック背面のほうを向いていることを確認します。
  7. 電源装置を取り外すための余裕があることを確認したあと、ケーブルの他方の端を、適切なディスクシェルフの適切なポートに接続します。
  8. いちばん上のディスクシェルフより少しだけ上にあるラックレール上の設置穴に、ケーブルの上側の端を別のケーブルタイを使って固定します。

    2U ディスクシェルフ同士の配線 (DE3-24P を表示)


    image:図は、2U ディスクシェルフ同士の配線を示しています (DE3-24P を表示)

    2U ディスクシェルフ同士の配線 (DE2-24P を表示)


    image:図は、2U ディスクシェルフ同士の配線を示しています (DE2-24P を表示)

    4U ディスクシェルフ同士の配線 (DE3-24C を表示)


    image:図は、4U ディスクシェルフ同士の配線を示しています (DE3-24C を表示)

    4U ディスクシェルフ同士の配線 (DE2-24C を表示)


    image:図は、4U ディスクシェルフ同士の配線を示しています (DE2-24C を表示)
  9. チェーン内の残りのディスクシェルフについても、正しいディスクシェルフに置き換えて、この手順を繰り返します。

    サイド上のケーブルタイの固定位置の間隔は、約 20.32 cm (8 インチ) を保ちます。

  10. (オプション) ケーブルタイの余分な部分を切り取ります。
  11. すべての追加ディスクシェルフチェーンで、この手順を繰り返します。
  12. コントローラをディスクシェルフチェーンに接続するには、適切な手順を参照してください。