アプライアンスの配線は、コントローラサービスプロセッサ (SP) ネットワーク配線への接続、ディスクシェルフとコントローラ間の配線、およびクラスタ構成の配線で構成されます。初期設定および構成にアクセスするため、SP にある Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) へのネットワークまたはシリアル接続を行います。すべてのディスクシェルフとコントローラの配線は、電源投入および初期構成を開始する前に完了しておく必要があります。
アプライアンスの配線構成は、コントローラやディスクシェルフの数や種類、システム内のホストバスアダプタ (HBA) の数により異なります。ディスクシェルフは、デイジーチェーンの Serial Attached SCSI (SAS) ケーブルでほかのディスクシェルフに接続します。コントローラは、コントローラの指定された PCIe スロットにある HBA を介して接続された長い SAS ケーブルで、各ディスクシェルフチェーンに接続します。アプライアンス用に設計された配線方法には、最適な安全性で簡単に拡張できる下部から上部への配線、最適な負荷分散およびパフォーマンスのための戦略的なスロット配置、およびクラスタ化コントローラ用のインタフェース冗長性が含まれるため、単一障害点 (NSPF) はありません。
ディスクシェルフは確立されたスタンドアロンまたはクラスタ化構成に追加でき、その際にアプライアンスの電源を切断する必要はなく、クライアントに対するサービスが中断することもありません。詳細は、Oracle ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアルの新しいディスクシェルフの追加を参照してください。ディスクシェルフに接続したら、各ディスクシェルフへの冗長なパスが存在していることを確認します。
配線を始めるには、次のセクションを使用してください。
注意 - 設置時に mini-SAS HD ケーブルの向きを誤ると、HBA コネクタが損傷して HBA が誤動作する可能性があります。これらのケーブルは、4X4 ポート SAS-2 HBA および 4X4 ポート SAS-3 HBA で使用されます。リリース爪は、横位置にマウントした HBA では下向きにし、縦位置にマウントした HBA では右向きにします。mini-SAS HD アクティブ光ケーブル (AOC) の向きも銅ケーブルと同様にしてください。詳細は、ディスクシェルフ同士の配線および 基本キャビネット内のディスクシェルフへのコントローラの配線を参照してください。 |
スタンドアロンおよびクラスタ化コントローラの配線図を表示するには、次のセクションを使用してください。
Oracle DE3-24 ディスクシェルフから 4X4 ポート SAS-3 HBA
Oracle DE2-24 ディスクシェルフから 4X4 ポート SAS-2 HBA
Oracle DE2-24 ディスクシェルフから 2X4 ポート SAS-2 HBA
Sun Disk Shelf
DE3-24 および DE2-24 の混在型ディスクシェルフ
DE3-24 および DE2-24 による混在型ディスクシェルフを ZS9-2 ハイエンド (HE) コントローラに配線する
DE3-24 および DE2-24 による混在型ディスクシェルフを ZS9-2 ミドルレンジ (MR) コントローラに配線する
DE3-24 および DE2-24 による混在型ディスクシェルフを ZS7-2 ハイエンド (HE) コントローラに配線する
DE3-24 および DE2-24 による混在型ディスクシェルフを ZS7-2 ミドルレンジ (MR) コントローラに配線する
DE2-24 および Sun Disk Shelf の混在
Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS9-2
Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS7-2
Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS5-4
Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS5-2
Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS4-4