/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute -V
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute [subcommand] -?
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute subcommand [options] -v [telemetry-attribute …]
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute disable [-i {- | clconfigfile}] [-t object-type] {+ | telemetry-attribute ...}
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute enable [-i {- | clconfigfile}] [-t object-type] {+ | telemetry-attribute ...}
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute export [-o {- | clconfigfile}] [-t object-type[,…]] [+ | telemetry-attribute ...]
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute list [-t object-type[,…]] [+ | telemetry-attribute ...]
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute print [-b object-instance[,…]] [-a] [-d period] [-u] [-n node[,…]] [-t object-type[,…]] [+ | telemetry-attribute ...]
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute set-threshold -b object-instance [-n node] {-p name=value} [-p name=value] […] -t object-type telemetry-attribute
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute show [-b object-instance[,…]] [-n node[,…]] [-t object-type[,…]] [+ | telemetry-attribute ...]
/usr/cluster/bin/cltelemetryattribute status -b object-instance [-n node] {-p name} -t object-type [+ | telemetry-attribute ...]
このコマンドは、システムリソースのモニタリングを構成します。
システム資源の使用状況は、次に示す型をはじめとする異なる型のオブジェクト上でモニターできます。
ディスク
ファイルシステム
IP アドレス
ネットワークインタフェース
ノード
Solaris ゾーン
リソースグループ
システム資源のモニター面は、テレメトリ属性と呼ばれます。
このコマンドは次のことを行います。
テレメトリ属性を有効または無効にします。
テレメトリ属性のしきい値を設定または変更します。
モニターされている属性、適用されているしきい値、オブジェクトについて収集されるデータのリストを表示します。
対応するテレメトリ属性を特定することで、モニターするシステム資源使用状況の側面を選択します。あるオブジェクトでのシステム資源の使用状況をモニターするには、その型のオブジェクト上で対応するテレメトリ属性を有効にします。Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、クラスタ内にあるその型のすべてのオブジェクト上で指定された属性に対する使用状況データを収集します。
システム資源の場合、特定の値がクラスタの性能にとっての臨界値である場合があります。臨界値を過ぎた場合に通知を受けるため、テレメトリ属性のしきい値を設定できます。しきい値については、set-threshold サブコマンド、および –p オプションの説明を参照してください。
subcommand を省略できるのは、options が –? オプションまたは –V オプションの場合のみです。
このコマンドの各オプションには長形式と短形式があります。各オプションの両方の形式は、オプション に説明とともに記載されています。
clta コマンドは cltelemetryattribute コマンドの短い形式です。
システム資源のモニタリングの構成を詳細化する前にはモニタリングを初期化してください。sctelemetry(1M) のマニュアルページを参照してください。
このコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
サポートされるサブコマンドには次のものがあります。
指定されたオブジェクト型の指定されたテレメトリ属性を無効にします。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、enabled 状態が設定されているシステムリソースの使用状況データを収集します。あるオブジェクト型のシステムリソースを disabled 状態に設定すると、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアはそのオブジェクトインスタンスに対応するどのインスタンスのデータも収集しません。
また、cltelemetryattribute コマンドは、次に示す条件が両方満たされる場合、これらの属性のデータ収集を無効にします。
構成ファイルを –i オプションで指定する場合。
入力ファイルでテレメトリ属性に disabled が設定されている場合。
export サブコマンドを使用して構成ファイルを作成する場合。
テレメトリ属性に disabled を設定した場合、構成されているしきい値の設定は変更されません。
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、solaris.cluster.modify 役割に基づくアクセス制御 (RBAC) の承認が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
指定されたオブジェクト型の指定されたテレメトリ属性のデータ収集を有効にします。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
デフォルトでは、選択されている属性が選択されているオブジェクト型に対して有効になっています。
テレメトリ属性のデータ収集を有効にするには、テレメトリ属性に enabled を設定します。
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、そのオブジェクト型に対してテレメトリ属性が有効なオブジェクト型のデータだけを収集します。オブジェクト型のある属性を有効にすると、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、すべてのノード上でその型のすべてのオブジェクトインスタンスの有効にされた属性についてのデータを収集します。
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、solaris.cluster.modify RBAC の承認が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
オブジェクト型およびオブジェクトインスタンスのテレメトリ属性の構成をファイルまたは標準出力 stdout にエクスポートします。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
構成には、オブジェクト型に対して属性が有効なのか無効なのかが含まれます。また、構成にはしきい値を構成するために設定するリミットも含まれる場合があります。
–o オプションを使用してファイルを指定し、構成情報をファイルに書き込みます。–o オプションを指定しない場合、cltelemetryattribute コマンドは構成情報を標準出力 (stdout) に書き込みます。
export サブコマンドはクラスタ構成データを変更しません。
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、RBAC の承認 solaris.cluster.read が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
指定されたオブジェクト型に対して構成できるテレメトリ属性を表示します。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
詳細オプション –v を指定した場合、list サブコマンドは、属性を適用できるオブジェクトの型を表示します。
しきい値のプロパティーは、次の書式で表示されます。
Threshold: severity, direction , value, rearm
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、RBAC の承認 solaris.cluster.read が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
指定されたオブジェクトインスタンスまたはオブジェクト型に対して有効な指定されているテレメトリ属性のシステム資源の使用状況を表示します。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
出力は次に示すデータを含みます。
日付とタイムスタンプ
オブジェクトインスタンス
オブジェクト型
テレメトリ属性
ノード
値
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、RBAC の承認 solaris.cluster.read が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
ノード上の指定されたオブジェクトの指定されたテレメトリ属性のしきい値の設定を変更します。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
変更されるしきい値を指定するには、–p オプションを使用します。また、変更するしきい値のプロパティーを指定する場合も –p オプションを使用します。変更できるのは、value および rearm しきい値プロパティーのみです。
指定されたしきい値のこれらのプロパティーを 1 つ以上変更してください。1 つ以上のプロパティーが構成されている場合、status サブコマンドを実行すると出力が表示されます。
しきい値を非アクティブにするには、次のように value と rearm に空白を指定します。
-y value=,rearm=
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、solaris.cluster.modify RBAC の承認が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
オブジェクト型またはオブジェクトインスタンスのテレメトリ属性に対して構成されているプロパティーを表示します。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
これらの属性は、システム資源がオブジェクト型に対して有効かどうかを含みます。詳細オプション –v を指定した場合、show サブコマンドは、オブジェクトインスタンスに対して有効なテレメトリ属性のしきい値の設定を表示します。
しきい値のプロパティーは、次の書式で表示されます。
Threshold: severity, direction , value, rearm
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、RBAC の承認 solaris.cluster.read が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
標準出力でしきい値が構成されているオブジェクト型の現在のステータスを表示します。最低 1 つのしきい値を設定しないと、status コマンドを実行したときに、出力は表示されません。
このサブコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
警告または重大な重要度を現在持っている有効なすべてのしきい値のステータスを表示するには、このサブコマンドを引数なしで使用します。しきい値の考えられる出力は、しきい値の現在の重要度を含みます。
スーパーユーザー以外のユーザーがこのサブコマンドを使用するには、RBAC の承認 solaris.cluster.read が必要です。rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
次のオプションがサポートされています。
ヘルプ情報を表示します。
このオプションはサブコマンド付きでもサブコマンドなしでも指定できます。
このオプションを subcommand なしで指定すると、使用可能なすべてのサブコマンドのリストが表示されます。
このオプションを subcommand とともに指定すると、subcommand の使用法が表示されます。
このオプションを set-threshold サブコマンドとともに指定すると、すべてのリソースグループプロパティーのヘルプ情報が表示されます。
このオプションをほかのオプション、サブコマンド、またはオペランドと一緒に指定する場合、これらはすべて無視されます。ほかの処理は行われません。
3 時間の期間に収集されたデータの平均およびこの平均に関連する標準偏差を出力します。
–a オプションと –d オプションを一緒に指定すると、指定した period の間、3 時間間隔で平均化されたデータが出力されます。
–a オプションを指定しない場合、出力されるデータは最新のデータです。
情報を表示するまたはしきい値を設定するオブジェクトインスタンスを指定します。
オブジェクトインスタンスは常に特定の型です。たとえば、クラスタノード phys-schost-1 は node 型のオブジェクトインスタンスです。Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、対応するテレメトリ属性がオブジェクト型に対して有効な場合だけ、オブジェクトインスタンスのシステムリソースをモニターします。
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアがモニタリングデータを収集する期間を指定します。
period 引数に指定する日付と時間の形式は、International Organization for Standardization (ISO) 8601 の国際日付形式に準拠する必要があります。
期間は、コンマ , で区切られた 2 つの時間の間の時間です。
期間は、指定された開始時間と現在の時間の間の時間です。
期間は、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアが起動してデータの収集を開始する時間と指定された終了時間の間の時間です。
period の形式の例を次に示します。
2006 年 4 月 30 日の午後 6:00 から 2006 年 6 月 16 日の午後 6:00 まで
2006 年 6 月 16 日の夜中 12:00 以降
2006 年 7 月 31 日の午後 6:00 以降
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアが起動してから 2006 年 6 月 16 日の午後 6:00 まで
2006 年 5月 31 日の夜中 12:00 から 2006 年 6 月 16 日の午後 11:59 まで
このオプションは print サブコマンドとだけ使用できます。
clconfigfile ファイル内にある構成情報を使用して、テレメトリ属性としきい値構成を指定することを指定します。clconfiguration(5CL) のマニュアルページを参照してください。
標準入力 stdin を通して構成情報を提供するには、このオプションとともにダッシュ - を指定します。ほかのオプションを指定した場合は、clconfigfile 内のオプションや情報より指定したオプションが優先されます。
Oracle Solaris Cluster が使用状況データを収集するノード名を指定します。名前またはノード識別子を指定できます。
–node 型のオブジェクトインスタンス、リソース、またはリソースグループでサブコマンドを指定する際には、n オプションを指定しないでください。
テレメトリ属性としきい値の構成データをファイルまたは標準出力 stdout に書き込みます。この構成情報の形式は、clconfiguration(5CL) のマニュアルページで説明されています。
このオプションにファイル名を指定する場合、このオプションは新しいファイルを作成します。次に、ノード構成情報はそのファイルに格納されます。- をこのオプションとともに指定すると、構成情報は標準出力 (stdout) に送信されます。このコマンドのほかの標準出力はすべて抑制されます。
このオプションを一緒に指定できるのは、export サブコマンドだけです。
status サブコマンドのプロパティーのリストを指定します。
set-threshold サブコマンドでしきい値を設定できるプロパティーについては、–p name= value オプションの説明を参照してください。
しきい値のプロパティーを指定します。
–p name= value は複数回指定できます。
status サブコマンドで情報を表示できるプロパティーについては、–p name オプションの説明を参照してください。
しきい値ごとに severity および direction プロパティーを指定して、しきい値を特定してください。しきい値の設定後は、これらのプロパティーを変更できません。
各しきい値の value を設定します。各しきい値の rearm も設定できます。value および rearm プロパティーを変更するには、set-threshold サブコマンドを使用します。このオプションで指定できるプロパティーと値は次のとおりです。
しきい値の重要度です。このプロパティーに設定できる値は、fatal と warning です。重要度が fatal のしきい値は、重要度が warning のしきい値より重大です。
重要度は、Oracle Solaris Cluster Manager で視覚的なアラームとして表示されます。
適用されるしきい値の方向です。このプロパティーに設定できる値は、falling と rising です。direction プロパティーに falling を設定することで、fatal 重要度レベルが warning 重要度レベルより小さい値を持つことを指定します。direction プロパティーに rising を設定することで、fatal 重要度レベルが warning 重要度レベルより大きい値を持つことを指定します。
テレメトリ属性のしきい値に設定する値です。このしきい値を越えると、テレメトリ属性の重要度が変わります。1 つのオブジェクトの特定のテレメトリ属性には最大 4 つのしきい値を関連付けられます。
value プロパティーを設定または変更するには、set-threshold サブコマンドを使用します。
テレメトリ属性の重要度を解除する手段です。rearm の値を指定することで、テレメトリ属性の値が direction プロパティーに設定されているのと逆の方向で rearm の値を越えると、テレメトリ属性の重要度が解除されます。rearm の値を指定しないと、rearm の値は、しきい値と rearm の値に同じ値が設定されているのと同じになります。
通知の頻度は hysteresis の原則に従います。つまり、頻度は二重値機能により決定されます。関数が増えると 1 つの値が適用されます。関数が値と同じ場合は、もう一方の値が適用されます。
使用中のシステムに合った rearm および value の値を設定してください。オプションの rearm プロパティーを指定しないと、このプロパティーはデフォルトとして value を採用します。ただし、rearm プロパティーに value プロパティーと同じ値を設定した場合、または rearm に値を割り当てない場合は、モニター対象のテレメトリ属性の値が value に対して設定されている値以上または値以下になるたびに通知を受信します。大量の通知の受信を避けるには、rearm に value 以外の値を設定してください。
rearm を set-threshold サブコマンドとともに指定すると、cltelemetryattribute コマンドにより rearm の値が次の要件を満たすことが保証されます:
direction が rising の場合、value は rearm 以上の値を持ちます。
direction が falling の場合、value は value 以下の値を持ちます。
rearm を変更するには、set-threshold サブコマンドを使用します。
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアが使用状況データを収集するオブジェクトの型を指定します。すべてのオブジェクトインスタンスは特定の型です。
指定された型のオブジェクトにサブコマンドの出力を制限するには、このオプションを使用します。
システム資源をモニターできるオブジェクト型と各オブジェクト型の関連テレメトリ属性は、次のとおりです。
|
モニターできるテレメトリ属性は次のとおりです。
|
すべてのオブジェクト型に対して上記の表に一覧表示されているすべてのテレメトリ属性をモニターできません。データを収集できるオブジェクト型とオブジェクトの型ごとにモニターできるテレメトリ属性を表示するには、list サブコマンドを使用します。
使用状況データとともに示される日時を協定世界時 (UTC) またはグリニッジ標準時 (GMT) で表示します。このオプションを指定すると、ローカルの日時へ、またはローカルの日時からの日時の変換をバイパスします。デフォルトでは、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアはローカルの日時を表示します。
このオプションは print サブコマンドとだけ使用できます。
詳細情報を標準出力 (stdout) で表示します。
コマンドのバージョンを表示します。
このオプションをほかのオプション、サブコマンド、またはオペランドと一緒に指定する場合、これらはすべて無視されます。コマンドのバージョンだけが表示されます。ほかの処理は行われません。
次のオペランドがサポートされています。
使用状況データが必要な特定のテレメトリ属性です。
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、使用状況データを収集できるオブジェクトの特定の型を含んでいます。テレメトリ属性のモニタリングは、オブジェクト型ごとに有効にできます。Sun Cluster ソフトウェアは、有効な属性のデータだけを収集します。
すべてのテレメトリグループ。
このコマンドセットにあるすべてのコマンドの終了ステータスコードの完全なリストについては、Intro(1CL) のマニュアルページを参照してください。
指定したすべてのオペランドでコマンドが成功すると、コマンドはゼロ (CL_NOERR) を返します。あるオペランドでエラーが発生すると、コマンドはオペランドリストの次のオペランドを処理します。戻り値は常に、最初に発生したエラーを反映します。
このコマンドは、次の終了ステータスコードを返します。
エラーなし
実行したコマンドは正常に終了しました。
十分なスワップ空間がありません。
クラスタノードがスワップメモリーまたはその他のオペレーティングシステムリソースを使い果たしました。
無効な引数
コマンドを間違って入力したか、–i オプションで指定したクラスタ構成情報の構文が間違っていました。
アクセス権がありません
指定したオブジェクトにアクセスできません。このコマンドを実行するには、スーパーユーザーまたは RBAC アクセスが必要である可能性があります。詳細は、su(1M)、および rbac(5) のマニュアルページを参照してください。
内部エラーが発生しました
内部エラーは、ソフトウェアの欠陥またはその他の欠陥を示しています。
I/O エラー
物理的な入出力エラーが発生しました。
そのようなオブジェクトはありません。
次のいずれかの理由のために、指定したオブジェクトを見つけることができません。
オブジェクトが存在しません。
–o オプションで作成しようとした構成ファイルへのパスのディレクトリが存在しません。
–i オプションでアクセスしようとした構成ファイルにエラーが含まれています。
オブジェクトはビジーです
アクティブなクラスタノードへの最後のクラスタインターコネクトパスからケーブルを取り外そうとしました。または、参照を削除していないクラスタ構成からノードを削除しようとしました。
オブジェクトは存在します。
指定したデバイス、デバイスグループ、クラスタインターコネクトコンポーネント、ノード、クラスタ、リソース、リソースタイプ、リソースグループ、またはプライベート文字列はすでに存在します。
無効なタイプです
–t または –p オプションで指定したタイプは存在しません。
次のコマンドは、あるオブジェクト型、この場合はディスクに適用できるシステム資源を表示します。
# cltelemetryattribute list -t disk rbyte.rate wbyte.rate write.rate read.rate使用例 2 オブジェクト型のテレメトリ属性の有効化
次のコマンドは、クラスタ内のすべてのディスク上の指定されているテレメトリ属性に対してデータ収集を有効にします。
# cltelemetryattribute enable -t disk rbyte.rate wbyte.rate使用例 3 オブジェクト型のテレメトリ属性のしきい値の設定
次のコマンドは、クラスタ内のディスク d4 上のテレメトリ属性 wbyte.rate のしきい値を設定します。rearm のデフォルト値は、value の値に設定されています。結果として、ディスク d4 に書き込まれるバイト数が 100 を超えるかまたは 100 より少なくなると、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは fatal 通知を発行します。
# cltelemetryattribute set-threshold -t disk -b d4 \ -p severity=fatal,direction=rising,value=100 wbyte.rate使用例 4 構成されているテレメトリ属性の詳細ではないリストの表示
次のコマンドは、クラスタ内のすべてのディスクに構成されているテレメトリ属性の詳細ではないリストを表示します。
# cltelemetryattribute show -t disk === Telemetry Attributes === Telemetry Attribute: read.rate Unit: read/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: write.rate Unit: writes/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: wbyte.rate Unit: KBytes/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: rbyte.rate Unit: KBytes/s Enabled Object Types: disk使用例 5 テレメトリ属性の構成の詳細なリストの表示
次のコマンドは、クラスタ内のすべてのディスクに構成されているテレメトリ属性の詳細なリストを表示します。
# cltelemetryattribute show -v -t disk === Telemetry Attributes === Telemetry Attribute: read.rate Unit: read/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: write.rate Unit: writes/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: wbyte.rate Unit: KBytes/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: rbyte.rate Unit: KBytes/s Enabled Object Types: disk % cltelemetryattribute show -v -t disk === Telemetry Attributes === Telemetry Attribute: read.rate Unit: read/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: write.rate Unit: writes/s Enabled Object Types: disk --- Object Instances of Type "disk" --- Object Instance: d4 Thresholds: <Direction, Severity, Value, Rearm> Threshold 1: <rising, fatal, 1000, 500> Telemetry Attribute: wbyte.rate Unit: KBytes/s Enabled Object Types: disk Telemetry Attribute: rbyte.rate Unit: KBytes/s Enabled Object Types: disk使用例 6 テレメトリ属性のステータスの表示
次のコマンドは、クラスタ内のすべてのディスクに構成されているテレメトリ属性のステータスを表示します。
# cltelemetryattribute status === Telemetry Attributes Thresholds === Attribute Obj-Instance Obt-Type Node Threshold Status Status --------- ------------ -------- ------- --------------------------- ------- mem.used phys-schost-1 node 16-v2-4 <rising, fatal, 1000, 1000> warning
次の属性の説明は、attributes(5) を参照してください:
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cluster(1CL), Intro(1CL), sctelemetry(1M), su(1M), attributes(5), rbac(5), SUNW.SCTelemetry(5), clconfiguration(5CL)
スーパーユーザーはこのコマンドのすべての形式を実行できます。
すべてのユーザーがこのコマンドに –? (ヘルプ) オプションまたは –V (バージョン) オプションを指定して実行できます。
cltelemetryattribute コマンドをほかのサブコマンドとともに実行する場合、スーパーユーザー以外のユーザーは RBAC の承認が必要です。次の表を参照してください。
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