Oracle® Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 7 月、E51742-01
 
 

SUNW.Proxy_SMF_scalable(5)

名前

SUNW.Proxy_SMF_scalable, Proxy_SMF_scalable - スケーラブル SMF サービスのプロキシ作成のためのリソースタイプ

説明

SUNW.Proxy_SMF_scalable リソースタイプは、スケーラブルなサービス管理機能 (Service Management Facility、SMF) サービスのプロキシを表します。

SUNW.proxysmfscalable リソースタイプに対して定義される標準プロパティーと拡張プロパティーについて、これ以降のサブセクションで説明します。SUNW.Proxy_SMF_scalable リソースタイプのインスタンスに対してこれらのプロパティーを設定するには、clresource コマンドを使用します。

標準プロパティー

次のリソースプロパティーについては、r_properties(5) を参照してください。

Start_timeout

デフォルト: 3600

最小: 60

Stop_timeout

デフォルト: 3600

最小: 60

Init_timeout

デフォルト: 3600

最小: 60

Boot_timeout

デフォルト: 3600

最小: 60

Fini_timeout

デフォルト: 3600

最小: 60

Validate_timeout

デフォルト: 3600

最小: 60

Failover_mode

デフォルト: SOFT

調整可能: 常時

R_description

デフォルト: ""

調整可能: 常時

Retry_count

デフォルト: 2

最小: 0

最大: 3

調整可能: 常時

Retry_interval

デフォルト: 300

最大: 3600

調整可能: 常時

Through_probe_interval

デフォルト: 60

調整可能: 常時

拡張プロパティー

Proxied_service_instances

リソースによってプロキシされる SMF サービスに関する情報を含みます。値はプロキシされるすべての SMF サービスを含むファイルのパスです。ファイル内の各行は 1 つの SMF サービス専用で、svc fmri および対応するサービスマニフェストファイルのパスを指定します。たとえば、リソースが restarter_svc_test_1:defaultrestarter_svc_test_2:default の 2 つのサービスを管理する必要がある場合、このファイルには次の 2 行を含めるようにしてください。

<svc:/system/cluster/restarter_svc_test_1:default>,
  svc:/system/cluster/restarter_svc_test_1:default>,
  </var/svc/manifest/system/cluster/restarter_svc_test_1.xml>

<svc:/system/cluster/restarter_svc_test_2:default>,
  </var/svc/manifest/system/cluster/restarter_svc_test_2.xml>

注 -  上記エントリはそれぞれ、本来 1 行になるべきものです。ここでは読みやすさを考慮して複数の行に分けています。

デフォルト: ""

調整可能: When disabled

この例では、SUNW.Proxy_SMF_scalable リソースタイプを登録して、アプリケーション用のリソースグループを作成して、負荷分散アプリケーションリソースを作成して、リソースグループを管理状態にして、そのリソースをすべて有効にして、そのリソースをオンラインにする方法を示します。

リソースタイプを登録します。

# clresourcetype -f <path-to-rtrfile> SUNW.Proxy_SMF_scalable

アプリケーション用の rg1 というリソースグループを作成します。

# clresourcegroup create rg1

myloadbalancedres という負荷分散アプリケーションリソースを作成します。

# clresource create -t SUNW.Proxy_SMF_scalable -g rg1 \
-x proxied_service_instances="/usr/local/app/svc myloadbalancedres"

/usr/local/app/svc はテキストファイルです。

リソースグループ rg1 の管理:

# clresourcegroup manage rg1

myloadbalancedres リソースを有効にします。

# clresource enable myloadbalancedres

次のコマンドを使用して、アプリケーションのステータスをチェックします。

# clresource status

関連項目

pmfadm(1M), scha_resource_get(1HA), clresourcetype(1CL), clresource(1CL), clresourcegroup(1CL), attributes(5), r_properties(5)

Oracle Solaris Cluster データサービス計画および管理ガイド