Oracle® Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 7 月、E51742-01
 
 

scha_cluster_getzone(3HA)

名前

scha_cluster_getzone - ゾーン名を返す

形式

cc [flags…] –I /usr/cluster/include file –L /usr/cluster/lib 
     –l scha#include <scha.h> scha_err_t scha_cluster_getzone(
     char **zonename);

説明

scha_cluster_getzone() 関数は、本関数の呼び出し元ゾーンを示す文字列を返します。この関数を非大域ゾーン内で呼び出すと、ゾーン名およびノード名は nodename:zonename の形式で返されます。この関数を大域ゾーン内で呼び出すと、ノード名だけが返されます。ノード名は、必ずしも Solaris システム名と一致しているとは限りません。関数はエラーステータスを返します。成功すると、関数はノード名を含む文字列と、zonename 引数によってポイントされた場所にあるゾーン名も返します。

呼び出しに失敗した場合、zonename 引数に NULL が設定されます。scha_cluster_getzone() 関数の呼び出し元には、標準 C ライブラリ関数の free(3C) を使用して、返される文字列に割り当てられたメモリーを解放する責任があります。メモリーの解放が必要になるのは、この関数が成功した場合だけです。

戻り値

scha_cluster_getzone() 関数の戻り値は次のとおりです。

0

関数の実行に成功。

0 以外

関数の実行に失敗。

エラー

SCHA_ERR_NOERR

関数の実行に成功。

その他のエラーコードについては、scha_calls(3HA) を参照してください。

使用例 1 scha_cluster_getzone() 関数の使用
      scha_err_t  err_code;
      char *zonename;
      err_code = scha_cluster_getzone(&zonename);
      ...
      if (zonename != NULL) free(zonename);

ファイル

/usr/cluster/include/scha.h

インクルードファイル

/usr/cluster/lib/libscha.so

ライブラリ

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
ha-cluster/developer/api
インタフェースの安定性
発展中

関連項目

free(3C), scha_calls(3HA), scha_cluster_get(3HA), scha_cluster_getnodename(3HA), scha_strerror(3HA), attributes(5)