Oracle® Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2014 年 7 月、E51742-01
 
 

scds_pmf_stop (3HA)

名前

scds_pmf_stop - PMF の制御下で実行中のプロセスを終了する

形式

cc [flags…] –I /usr/cluster/include file –L /usr/cluster/lib 
     –l dsdev#include <rgm/libdsdev.h>
     scha_err_t scds_pmf_stop(scds_handle_t handle, scds_pmf_type_t 
     program_type, int instance, int signal, time_t timeout);

説明

scds_pmf_stop() 関数は、PMF の制御下で実行中のプログラムを停止します。この関数は、–s オプションを指定した pmfadm(1M) コマンドと同じです。

要求されたインスタンスが実行中でない場合、scds_pmf_stop()SCHA_ERR_NOERR を返します。

要求されたインスタンスが実行中の場合、このインスタンスに指定のシグナルが送信されます。タイムアウト値の 80% が経過する間に終了しなかったインスタンスには、SIGKILL が送信されます。このインスタンスが、さらにタイムアウト値の 15% が経過する間に終了しなかった場合、この関数は失敗したとみなされ、SCHA_ERR_TIMEOUT が返されます。タイムアウト値の残りの 5% は、この関数のオーバーヘッドによって消費されたものと見なされます。

パラメータ

次のパラメータがサポートされます。

handle

scds_initialize(3HA) から返されるハンドルです。

program_type

実行するプログラムの型です。有効な型は次のとおりです。

SCDS_PMF_TYPE_SVC

データサービスアプリケーション

SCDS_PMF_TYPE_MON

障害モニター

SCDS_PMF_TYPE_OTHER

その他

instance

複数のインスタンスを持つリソースの場合、この整数 (0 以上) はインスタンスを一意に識別します。単一のインスタンスの場合、0 を使用します。

signal

インスタンスを強制終了するために送信される Solaris シグナルです。signal(3HEAD) を参照してください。指定のシグナルでインスタンスを強制終了できない場合は、SIGKILL を使用します。

timeout

タイムアウト値 (秒) です。

戻り値

scds_pmf_stop() 関数の戻り値は次のとおりです。

0

関数の実行に成功。

0 以外

関数の実行に失敗。

エラー

SCHA_ERR_TIMEOUT

関数はタイムアウト。

SCHA_ERR_NOERR

関数の実行に成功。

その他の値

関数の実行に失敗。その他のエラーコードについては、scha_calls(3HA) を参照してください。

ファイル

/usr/cluster/include/rgm/libdsdev.h

インクルードファイル

/usr/cluster/lib/libdsdev.so

ライブラリ

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
ha-cluster/developer/api
インタフェースの安定性
発展中

関連項目

pmfadm(1M), scds_initialize(3HA), scds_pmf_start(3HA), scha_calls(3HA), signal(3HEAD), attributes(5)