/usr/cluster/lib/sc/dcs_config -c info [-s service-name | -C service-class | -d device-path]
/usr/cluster/dtk/bin/dcs_config -c status [-s service-name]
/usr/cluster/lib/sc/dcs_config -c remove -s service-name
dcs_config コマンドは、Device Configuration System (DCS) を直接更新するように設計された緊急のコマンド行インタフェースです。dcs_config の更新オプションは、承認された Oracle サポート担当者に指示された場合にのみ使用するようにしてください。cldevicegroup コマンドを使用して、DCS に対する通常の変更をすべて実行します。
デバイスのサービスをクエリーするには、コマンドの info または status 形式を使用します。info 形式では、サービスに関する一般的な構成情報が提供されます。status 形式では、サービスの現在の状態に関する情報が提供されます。追加の修飾オプションなしの info および status コマンドは、使用中のすべてのサービスクラスとサービスを示します。
このコマンドは、大域ゾーンだけで使用できます。
次のオプションがサポートされています。
実行する command を指定します:
指定されたサービス名に関する情報を表示し、指定されていない場合はすべてのサービスを表示します。出力はサービスのタイプに応じて異なり、サービスクラス、セカンダリ、スイッチバック、レプリカ、生成、デバイスなどが含まれます。
指定されたサービスのサービス状態またはすべての状態 (サービス名が指定されていない場合) を表示します。
指定されたサービス名を DCS から削除します。これは、サービス名をクラスタから削除するだけです。Oracle Solaris からは削除しません。たとえば、dcs_config を使用してメタセットを削除すると、Solaris Volume Manager ではディスクセットは削除されません。
サービスクラスを指定します。有効なサービスクラスは、SUNWmd、DISK、TAPE、および SUNWlocal です。
デバイスパスを指定します。
サービス名を指定します。有効なサービス名には、メタセットとディスクが含まれます。
この例では、ディスク dsk/d5 に関する情報を表示します:
# dcs_config -c info -s dsk/d5 Service name: dsk/d5 Service class: DISK Switchback Enabled: False Number of secondaries: All Replicas: (Node id --> 1, Preference --> 0)(Node id --> 2, Preference --> 0) Devices: (239, 160-167) Properties: gdev --> d5 autogenerated --> 1使用例 2 認識されない Solaris Volume Manager metaset の削除
この例では、クラスタソフトウェアがメタセット nfs-set を認識しますが、Solaris Volume Manager では認識しません。cldevicegroup status コマンドはメタセットを表示します:
=== Cluster Device Groups === --- Device Group Status --- Device Group Name Primary Secondary Status ----------------- ------- --------- ------ nfs-set - - Offline
metaset コマンドでは、セットを認識しません:
# metaset -s nfs-set metaset: setname "nfs-set": no such set
1 つのノードから実行し、次の dcs_config コマンドがクラスタから nfs-set を削除します:
# dcs_config -c remove -s nfs-set使用例 3 metaset のステータスの表示
この例では、nfs-set メタセットのステータスを表示します。
# dcs_config -c status -s nfs-set Service Name: nfs-set Active replicas: (1. State - Primary)(2. State - Secondary) Service state: SC_STATE_ONLINE
次の属性の詳細は、attributes(5) を参照してください。
|