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Oracle® Solaris 11.3 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

データリンク上でのリングの使用とリング割り当ての表示

データリンクの Rx リングと Tx リングの指定可能な値、構成されている値、および有効値を表示するには、次のコマンド構文を使用します。

# dladm show-linkprop -p rxrings,txrings link

物理データリンクのリングが現在クライアントによってどのように使用されているかを表示するには、次のコマンド構文を使用します。

# dladm show-phys -H link
使用例 72  データリンク上でのリングの使用とリング割り当て

次の例は、データリンク net4 のリング割り当てを示しています。

# dladm show-linkprop net4
LINK     PROPERTY        PERM VALUE        EFFECTIVE    DEFAULT   POSSIBLE
...
net4     rxrings         rw   1            --           --        sw,hw,<1-7>
net4     txrings         rw   1            --           --        sw,hw,<1-11>
net4     txringsavail    r-   10           10           --        --
net4     rxringsavail    r-   7            7            --        --
net4     rxhwclntavail   r-   3            3            --        --
net4     txhwclntavail   r-   3            3            --        --
...

この出力は、データリンク net4 が 1 つの Rx リングと 1 つの Tx リングを排他的に使用することを示しています。データリンク net4 には、クライアントへの割り当てに使用できる 7 つの Rx リングと 10 個の Tx リングがあります。データリンク net4 上には、3 つのハードウェアベースの Rx クライアントと 3 つのハードウェアベースの Tx クライアントを作成できます。

次の例は、データリンク net0 でのリングの使用を示しています。

# dladm show-phys -H net0
LINK   RINGTYPE   RINGS   CLIENTS
net0   RX         0-1     <default,mcast>
net0   TX         0-7     <default>net0
net0   RX         2-3     net0
net0   RX         4-5     --
net0   RX         6-7     --

この出力によると、net0 に割り当てられた 2 つの Rx リングはリング 2 および 3 です。Tx リングに関しては、net0 はリング 0 から 7 を使用しています。