フラットな EVS ネットワークを構成する方法

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VLAN または VXLAN を使用する代わりに、フラットな L2 タイプのネットワークを使用すると、エラスティック仮想スイッチを実装できます。詳細は、フラットな EVS ネットワークを参照してください。この手順は、単一のシステムでフラットな EVS ネットワークを構成する方法を示しています。

Elastic Virtual Switch Administration 権利プロファイルを持つ管理者またはユーザーになります。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
EVS コントローラを構成します。
1. EVS コントローラを設定します。
```
# evsadm set-prop -p controller=unix://
```
2. EVS コントローラの uplink-port プロパティーを設定します。
```
# evsadm set-controlprop [-h host] -p uplink-port=value [,flat=yes|no]
```
3. (オプション) EVS コントローラに対して構成されている uplink-port プロパティーを表示します。
```
# evsadm show-controlprop -o property,value,flat,vlan_range,vxlan_range,host -p uplink-port
```
l2-type プロパティーを flat に設定して、エラスティック仮想スイッチを作成します。
```
# evsadm create-evs [-T tenant-name] -p l2-type=flat EVS-switch-name
```
注 - l2-type プロパティーを vlan、vxlan、または flat に指定して EVS を作成したあとは、L2 タイプのネットワークを変更できません。
(オプション) 前の手順で作成した EVS の l2-type プロパティーを表示します。
```
# evsadm show-evsprop -p l2-type
```
(オプション) 構成した EVS を表示します。
```
# evsadm show-evs -L
```
EVS の構成後に、IPnet および VPort を追加できます。詳細は、エラスティック仮想スイッチを構成する方法の手順 3 と 4 を参照してください。

使用例 53 フラットな EVS ネットワークの構成

この例は、フラットな EVS ネットワークを構成する方法を示しています。

# evsadm set-prop -p controller=unix://
# evsadm set-controlprop -p uplink-port=net4,flat=yes
# evsadm show-controlprop -o property,value,flat,vlan_range,\
vxlan_range,host -p uplink-port
PROPERTY          VALUE       FLAT VLAN_RANGE  VXLAN_RANGE  HOST
uplink-port       net4        yes   --         --           --
# evsadm create-evs -p l2-type=flat evs0
# evsadm show-evsprop -p l2-type
EVS     TENANT        PROPERTY   PERM VALUE     DEFAULT      POSSIBLE
evs0    sys-global    l2-type    r-   flat      --           --
# evsadm show-evs -L
EVS           TENANT        L2TYPE VID  VNI
evs0          sys-global    flat   --   --