zonecfg コマンドに関連付けられたプロパティーを使用すると、エラスティック仮想スイッチに VNIC anet リソースを接続できます。Oracle Solaris ゾーンと Oracle Solaris カーネルゾーンは EVS 機能をサポートします。
カーネルゾーンは、エラスティック仮想スイッチ用に作成する VNIC をサポートします。カーネルゾーン内に作成する VNIC は、VNIC が zvnet ドライバに関連付けられたファクトリ MAC アドレスを使用している場合にのみ機能します。エラスティック仮想スイッチ用に作成する VNIC はそのエラスティック仮想スイッチの VPort に関連付けられた MAC アドレスを継承するため、エラスティック仮想スイッチの VPort は、macaddr プロパティーを zvnet ドライバのファクトリ MAC アドレスに設定することによって作成する必要があります。
ファクトリ MAC アドレスを明示的に指定するには、次のコマンド構文を使用します。
# evsadm add-vport -p macaddr=factory-MAC-addr-zvnet EVS-name/VPort-name
カーネルゾーンでは、このコマンドを使用して作成された VPort に VNIC を接続できます。カーネルゾーンについては、Oracle Solaris カーネルゾーンの作成と使用を参照してください。