VXLAN 構成の計画には、次の手順が含まれます。
物理ネットワークの仮想ネットワークトポロジを決定します。たとえば、さまざまなサーバー上の複数の VM で構成されるサービスをホストする場合は、これらの VM に VXLAN セグメントを割り当てることができます。この VXLAN セグメント内の VM は互いに通信できますが、この VXLAN セグメント内にないほかの VM とは通信できません。
物理サーバーが IP インタフェースを介して接続されていること、および IP マルチキャストが物理ネットワーク上で有効になっていることを確認します。
VXLAN セグメントの番号付けスキームを作成します。たとえば、VM によってホストされるアプリケーションに基づいて、VXLAN セグメント (VNI) を割り当てることができます。
IP アドレスと VXLAN セグメント ID を指定することによって、VXLAN データリンクを作成します。
オプションで、独自のマルチキャストアドレスを持つ VXLAN セグメントを割り当てることができます。
VXLAN データリンク上に VNIC を作成し、その VNIC をゾーンに割り当てます。
または、ゾーンの anet リンクのベースとなるリンクとして、VXLAN リンクを割り当てることができます。
VXLAN を使用する前に、次の要件を満たしているかどうかを確認してください。
ネットワークで IP マルチキャストがサポートされていることを確認してください。IP マルチキャストがサポートされていない場合、VXLAN 内の VM は互いに通信することができません。
VXLAN にさまざまな IP サブネットのサーバーが含まれている場合は、サブネット全体でマルチキャストルーティングがサポートされている必要があります。マルチキャストルーティングがサポートされていない場合は、同じ IP サブネットの VXLAN 上の VM だけが互いに通信でき、別の IP サブネットの VXLAN 上の VM (たとえば、地理的に分散されたデータセンター) は、互いに通信することはできません。
VXLAN データリンクの命名規則についての詳細は、VXLAN の命名規則を参照してください。