エラスティック仮想スイッチの削除

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このセクションでは、エラスティック仮想スイッチを削除する方法について説明します。エラスティック仮想スイッチを削除できるのは、エラスティック仮想スイッチのすべての VPort が開放されている場合のみです。したがって、VPort を VNIC に関連付けることはできません。

エラスティック仮想スイッチを削除する方法

Elastic Virtual Switch Administration 権利プロファイルを持つ管理者またはユーザーになります。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
VPort がエラスティック仮想スイッチで使用されるかどうかを確認します。
```
# evsadm show-evs
```
You cannot delete an elastic virtual switch if a VPort is in use. VNIC が VPort に接続されている場合、VPort は使用中です。evsadm show-evs コマンド出力の STATUS フィールドには、エラスティック仮想スイッチがビジーかアイドルかが表示されます。

VPort が使用中の場合は、VPort に関連付けられた VNIC を次のように削除する必要があります。
```
# dladm delete-vnic VNIC
```
エラスティック仮想スイッチを削除します。
```
# evsadm delete-evs [-T tenant-name] EVS-switch-name
```
このコマンドは、指定されたエラスティック仮想スイッチと、そのエラスティック仮想スイッチに関連付けられたすべての VPort および IPnet を削除します。

使用例 70 エラスティック仮想スイッチの削除

次の例は、エラスティック仮想スイッチ ORA を削除する方法を示しています。

# evsadm show-evs
EVS           TENANT        STATUS NVPORTS IPNETS      HOST
ORA           sys-global    idle   0       ora_ipnet   --
# evsadm delete-evs ORA
# evsadm show-evs ORA
evsadm: failed to show EVS(s): evs not found

次の例は、ビジーであるエラスティック仮想スイッチ EVS1 を削除する方法を示しています。

# evsadm show-evs EVS1
EVS           TENANT        STATUS NVPORTS IPNETS      HOST
EVS1          sys-global    busy   1       evs1_ipnet  s11-server
# evsadm show-vport EVS1/vport1
NAME                TENANT        STATUS VNIC         HOST
EVS1/vport1         sys-global    used   vnic1        s11-server
# dladm delete-vnic vnic1
# evsadm show-evs EVS1
EVS           TENANT        STATUS NVPORTS IPNETS      HOST
EVS1          sys-global    idle   1       evs1_ipnet  --
# evsadm delete-evs EVS1
# evsadm show-evs EVS1
evsadm: failed to show EVS(s): evs not found