Oracle Solaris では、VNIC と etherstub が仮想ネットワークの基本的なコンポーネントです。このセクションでは、仮想ネットワークを構築する準備として、これらのコンポーネントを構成する手順について説明します。これらのコンポーネントについては、ネットワーク仮想化コンポーネントを参照してください。
次のコンポーネントを構成できます。
VNIC と etherstub を構成します。詳細は、VNIC と etherstub を構成する方法を参照してください。
VLAN トラフィックをホストするために、VLAN ID を持つ VNIC を構成します。詳細は、VNIC を VLAN として構成する方法を参照してください。
PVLAN トラフィックをホストするために、プライベート VLAN (PVLAN) のプライマリ VLAN ID とセカンダリ VLAN ID を持つ VNIC を構成します。詳細は、VNIC を PVLAN として構成する方法を参照してください。
IPoIB VNIC を構成します。詳細は、IPoIB VNIC を構成する方法を参照してください。
VNIC に関連付ける MAC アドレスや CPU など、VNIC のプロパティーを構成します。
VNIC を構成するときには、次の点に留意してください。
特定のプロパティー変更は、VNIC に関してのみ機能します。たとえば、dladm create-vnic コマンドを使用すると、VNIC を VLAN として作成するために MAC アドレスを構成したり、VLAN ID を割り当てたりすることができます。ただし、dladm create-vlan コマンドを使用して、直接 VLAN の MAC アドレスを構成することはできません。
VNIC はデータリンク上に一度に 1 つのみ作成できます。データリンクと同様、VNIC には、必要に応じてさらに構成できるリンクプロパティーがあります。さまざまなタイプのリンクプロパティーの詳細は、データリンクプロパティーを使用することによるネットワークリソースの管理を参照してください。