8.7 Oracle VM Serverリリース3.4.1でLogical Volume Manager (LVM)が有効になっている

デフォルトでは、Logical Volume Manager (LVM)は有効になっていないはずです。 しかし、Oracle VM Serverリリース3.4.1では、LVMが正しく無効化されていません。 このため、LVMディスクが誤ってアクティブ化されています。 この設定は、Oracle VM Serverリリース3.4.1からアップグレードしたOracle VM Serverインスタンスにも適用されます。

回避策: Oracle VM Server上のLVMを無効にします。 上位のバージョンにアップグレードする場合は、アップグレード前に次の手順を実行する必要があります。

  1. Oracle VM Serverリリース3.4.1に対するsshセッションを開始します。

  2. /etc/lvm/lvm.confを編集のために開きます。

  3. ファイルのglobal {セクションを探して、次に示すようにglobal_filter = [ "r/.*/" ]設定オプションをコメントアウトします。

    # For OVS, don't even open any device
    # global_filter = [ "r/.*/" ]

  4. ファイルのdevices {セクションを探します。 global_filter = []設定をコメント解除し、次のように更新します。

    # Since "filter" is often overridden from command line, it is not suitable
    # for system-wide device filtering (udev rules, lvmetad). To hide devices
    # from LVM-specific udev processing and/or from lvmetad, you need to set
    # global_filter. The syntax is the same as for normal "filter"
    # above. Devices that fail the global_filter are not even opened by LVM.
    global_filter = [ "r/.*/" ]
    

  5. ファイルを保存して閉じます。

  6. LVMディスクがアクティブ化されている場合、手動で非アクティブ化するか、Oracle VM Serverを再起動して更新を有効にします。

  7. LVMディスクがアクティブ化されていない場合、追加の処理は必要ありません。

Oracle Bug#24583291