8.101 プラットフォームが混在する環境でクラスタ化されたサーバー・プールを作成する場合はNFSアクセス・グループを構成する必要がある

サーバー・プール・ファイル・システムの記憶域としてNFSを使用するクラスタ化されたサーバー・プールを作成する場合、Oracle VM Managerはランダムに1つのサーバーを選択して、クラスタ化されたサーバー・プールで使用するNFSファイル・システムを初期化します。 Oracle VM Managerがx86サーバーとSPARCサーバーの両方に対して構成されている環境では、プラットフォームごとにプール・ファイル・システムが異なり、各プール・ファイル・システムを同じタイプのサーバーでしか使用できないため、これによって問題が発生することがあります。

x86サーバーによってNFSプール・ファイル・システムが初期化される場合、そのファイル・システムはx86サーバーを含むクラスタ・サーバー・プールにしか使用できません。 同様に、SPARCサーバーによってNFSプール・ファイル・システムが初期化される場合、そのファイル・システムはSPARCサーバーを含むクラスタ・サーバー・プールにしか使用できません。

この問題を回避するには、NFSファイル・システムを使用するクラスタ化されたサーバー・プールを作成する前に、そのファイル・システムに対して、サーバー・プールに含めるサーバーのみで構成されるファイル・システム・アクセス・グループを作成します。

Oracle Bug#17490488