8.150 Oracle VM Managerコマンドライン・インタフェースでNFSでのTHIN

8.150 Oracle VM Managerコマンドライン・インタフェースでNFSでのTHIN_CLONE cloneTypeが許可される

シン・クローニングはOCFS2ファイル・システムでのみサポートされ、またOracle VM Manager WebインタフェースにはNFSファイル・システムにシン・クローンのクローン記憶域マッピングを作成するオプションはありませんが、Oracle VM Managerコマンドライン・インタフェースではこの操作が禁止されていません。このため、次のようなコマンドは成功します。

OVM> create vmclonestorageMapping name=clonestoragemapping
cloneType=THIN_CLONE vmDiskMapping=0004fb0000130000ef5b6a1671333bb3
repository=nfsrepo on vmclonecustomizer name=clonecustomizer1

ただし、このクローン記憶域マッピングがアタッチされたクローン・カスタマイザを使用してクローンを作成する場合は、クローン・ターゲットでシン・クローンcloneTypeがサポートされないため、このアクションは失敗します。

OVM> clone vm name=vm1.0 destType=vm serverPool=MyServerPool
cloneCustomizer=clonecustomizer1 targetRepository=nfsrepo
Command: clone vm name=vm1.0 destType=vm serverPool=MyServerPool
cloneCustomizer=clonecustomizer1 targetRepository=nfsrepo
Status: Failure
Time: 2014-05-06 22:40:33,755 PDT
JobId: 1399441233570
Error Msg: Job failed on Core: OVMRU_007013E Cannot thin clone: System.img
(2), to: nfsrepo. The clone target does not support thin cloning. [Tue May 06
22:40:33 PDT 2014]

これは予期された動作ですが、Oracle VM Managerコマンドライン・インタフェースの柔軟性がOracle VM Manager Webインタフェースと矛盾するため、ユーザーの構成ミスにつながる可能性があります。

Oracle Bug#18716652