8.126 (x86のみ) 3つ以上のVCPUを持つSolaris 11ゲストが起動時にハングアップする

3つ以上の仮想CPUで構成されている仮想マシンでOracle Solaris 11を実行している場合、その仮想マシンを起動すると、ゲストOSがハングアップすることがあります。 これは、Xenハイパーバイザにおける変更に関連するSolarisバグによって発生するもので、Oracle Solaris 11.2 SRU 8.4で修正されました。

回避策: 3つ以上の仮想CPUを持つOracle VM 3.4でSolaris 11が実行されるようにするには、Oracle Solaris 11.2 SRU 8.4以上にアップグレードするか、次の手順を実行して手動の修正を実施します。

  1. インストール中または初めての起動中に、grubメニューを編集して、-kdカーネル起動パラメータを追加します。

  2. 起動を続行して、Solaris kmdbを実行します。 次のプロンプト画面は表示された場合:

    Welcome to kmdb 
    [0]> 

    次のコマンドを入力します。

    cmi_no_init/W 1

    次を入力して、インストールまたはシステムの起動を続行します。

    :c
  3. Solarisがインストールおよび起動された後、/etc/systemファイルに次の行を追加し、この変更をシステムの再起動後も有効にします。

    set cmi_no_init = 1

Oracle Bug#18547858