8.139 (x86のみ) LUNを再マップするとストレージ・リフレッシュがハングアップする

アレイでLUNをマップ解除した後にOracle VM Manager内でISCSI NetAppストレージ・アレイをリフレッシュし、続いてLUNを再マップした後で再びリフレッシュすると、2回目のリフレッシュがハングアップすることがあります。

これは、NetApp TURのデフォルト・パス・チェッカがLUNへのマルチパス・パスを稼働しているとみなすのに対し、Oracle VM ServerがLUNサイズをゼロとみなし、LUNへのマルチパス・パスを停止することが原因です。 不安定なパス・ステータスによって、影響を受けるLUNへのIOがハングアップすることがあります。

ターゲットがサーバーの外部で切り替えられていることから、LUNの再マップによってデータ破損が発生する可能性があるため危険です。

回避策: Oracle VM Serverでパスの表示を常に一貫させ、ハングアップの発生を回避する方法の1つは、mulipath.confでNetAppのパス・チェッカをdirectioに変更することです。 directioのパフォーマンスはTURほど高くないと考えられます。 影響を受けるOracle VM Serverで次のコマンドを実行すると、ハングアップがクリアされます。

# iscsiadm -m node -R

Oracle Bug#18421164