3.9 Oracle VM Release 3.0.3の新機能

Oracle VMリリース3.0.3の新機能および拡張機能は次のとおりです。

パフォーマンス、スケーラビリティおよびセキュリティ

  • アンチ・アフィニティのサポート: 同じOracle VM Serverに配置できない仮想マシンを定義します。 この機能を使用して、重要なリソースが共有シングル・ポイント障害に配置されないようにすることで、可用性を向上させます。 アンチ・アフィニティの詳細は、『Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド』「Anti-Affinity Groups」パースペクティブに関する説明を参照してください。

  • Oracle VM Agentパスワードの変更: サーバー・プール内のすべてのOracle VM ServerのOracle VM Agentパスワードは、Oracle VM Managerから変更できます。

インストール

  • 再インストール後のOracle VM Managerアイデンティティの保持: Oracle VM Managerの再インストール方法および以前のUUIDの保持方法の詳細は、『Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド』Oracle VM Managerのインストールに関する説明を参照してください。

ユーザビリティ

  • ユーザー・インタフェース: ウィザードが改善され、操作がよりスムーズになり、操作のニーズに対応しています。

  • 仮想マシン: 仮想マシンの作成時に、明示的に最大メモリーを設定します。 仮想ディスク属性の更新に柔軟に対応できます。 シック・プロビジョニングまたはシン・プロビジョニングを選択します。 CDROMの動的な更新を実行します。 仮想マシン・コンソールでは、ユーザー名/パスワードは必要ありません。 これらの新しい仮想マシン機能の詳細は、『Oracle VM概要ガイド』仮想マシンに関する説明を参照してください。

  • ライブ移行アシスタント: ライブ移行中に、「Live Migration」ダイアログ・ボックスで許可するターゲットOracle VM Serverのみを選択できます。 移行先のほかのサーバーが表示されない理由に関する説明の項では、特定のサーバーに移行できない理由が説明されています。 アンチ・アフィニティおよびCPUファミリなどのハードウェア要因が考慮されています。

  • 最大ゲスト・メモリー: 新しい「Create Virtual Machine」ウィザードには、最大メモリーの設定が含まれています。 これは、実行中の仮想マシンに構成できるRAMの最大量です。