8.91 オブジェクトのロックにより一部の操作が妨害される

サーバー検出などの一部の操作では、実行が完了するまでデータ・モデル内の特定のオブジェクトがロックされます。 これは、これらのオブジェクトを外部プロセスによる変更から保護するためのものです。変更によって、現在実行中の操作が中断されたり、データ・モデル内の不一致が起こる可能性があります。 オブジェクトがロックされている場合に、Oracle VM Manager WebインタフェースまたはOracle VM Managerコマンドライン・インタフェースでそのオブジェクトを編集しようとすると、エラーが返され、ロックが通知されます。 このエラーは、たとえば次のように表示されます。

GEN_000029:Object server1.example.com:ff:20:00:08:ff:ff:ff:ff:ff:ff:00:21:28:af:a4:92
of type Server could not be modified as it was locked when it was fetched.

回避策: Oracle VM Manager Webインタフェースを使用して編集を実行している場合、編集ダイアログをいったん閉じてから開きなおして、それに含まれているデータをリフレッシュした後、編集操作を再試行します。

Oracle VM Managerコマンドライン・インタフェースを使用している場合は、オブジェクトに対するshow操作を実行して現在の値を表示し、そのオブジェクトがロックされていないことを確認します。 ロックできるオブジェクトには、'locked'属性が含まれます。これは、show操作を実行すると表示されます。 オブジェクトのロックが解除されたら、編集を再試行できます。

Oracle Bug#18385924