Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.2 への移行

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更新: 2014 年 12 月
 
 

インストール後の最初の ZFS BE の確認

Oracle Solaris のデフォルトの新規インストールを実行したあとで、次のルートプールファイルシステムとコンポーネントが使用可能になります。

# zfs list -r rpool
NAME                       USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
rpool                     13.0G   121G  4.58M  /rpool
rpool/ROOT                6.81G   121G    31K  legacy
rpool/ROOT/solaris        6.81G   121G  4.07G  /
rpool/ROOT/solaris/var     364M   121G   207M  /var
rpool/VARSHARE              50K   121G    50K  /var/share
rpool/dump                4.13G   121G  4.00G  -
rpool/export                63K   121G    32K  /export
rpool/export/home           31K   121G    31K  /export/home
rpool/swap                2.06G   121G  2.00G  -
  • rpool – ルートプールおよびブート関連のコンポーネントを含むマウントポイントです。

  • rpool/ROOT – アクセス不可で、管理を必要としない特殊なコンポーネントです。

  • rpool/ROOT/solaris – 実際のルート ZFS BE で、/ ディレクトリからアクセスできます。

  • rpool/ROOT/solaris/var – 別個の var ファイルシステムです。

  • rpool/VARSHARE/var/share ファイルシステム (Oracle Solaris 11.1 以降) 用の特殊なコンポーネントです。ルートファイルシステムの要件を参照してください。

  • rpool/dump – ダンプボリュームです。

  • rpool/swap – スワップボリュームです。

  • rpool/export/home – ホームディレクトリのデフォルトのマウントポイントです。多くのユーザーが含まれるエンタープライズ環境では、export/home を別のプールに移動することを考慮してもかまいません。