Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.2 への移行

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更新: 2014 年 12 月
 
 

SMF へのネームサービスとディレクトリサービスの移行

ネームサービスとディレクトリサービスの構成は、このリリースでは SMF を使用して管理します。次の表で、SMF の制御に移行したさまざまな構成ファイルについて説明します。インストール後に旧バージョンのネームサービス構成を SMF にインポートする方法については、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 のネームサービス構成のインポートを参照してください。

表 8-2  SMF サービスと旧バージョンファイルのマッピング
SMF サービス
ファイル
説明
svc:/system/name-service/switch:default
/etc/nsswitch.conf
ネームサービススイッチの構成 (nscd コマンドで使用される)
svc:/system/name-service/cache:default
/etc/nscd.conf
ネームサービスキャッシュ (nscd)
svc:/network/dns/client:default
/etc/resolv.conf
DNS ネームサービス
svc:/network/nis/domain:default
/etc/defaultdomain /var/yp/binding/$DOMAIN/*
共有 NIS ドメインの構成 (すべての NIS サービスで使用される)。また、LDAP ネームサービスによっても従来から共有されている

注 -  nis/client または ldap/client を使用する場合は、有効にする必要があります。

svc:/network/nis/client:default
該当なし
NIS クライアントのネームサービス (ypbind および関連ファイル)
svc:/network/ldap/client:default
/var/ldap/*
LDAP クライアントのネームサービス (ldap_cachemgr および関連ファイル)
svc:/network/nis/server:default
該当なし
NIS サーバーのネームサービス (ypserv)
svc:/network/nis/passwd:default
該当なし
NIS サーバーの passwd サービス (rpc.yppasswdd)
svc:/network/nis/xfr:default
該当なし
NIS サーバーの転送ネームサービス (ypxfrd)
svc:/network/nis/update:default
該当なし
NIS サーバーの更新ネームサービス (rpc.ypupdated)
svc:/system/name-service/upgrade:default
該当なし
ネーミング旧バージョンファイルから SMF へのアップグレードサービス