SMF へのネームサービスとディレクトリサービスの移行
ネームサービスとディレクトリサービスの構成は、このリリースでは SMF を使用して管理します。次の表で、SMF の制御に移行したさまざまな構成ファイルについて説明します。インストール後に旧バージョンのネームサービス構成を SMF にインポートする方法については、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理
のネームサービス構成のインポートを参照してください。
表 8-2 SMF サービスと旧バージョンファイルのマッピング
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svc:/system/name-service/switch:default
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/etc/nsswitch.conf
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ネームサービススイッチの構成 (nscd コマンドで使用される)
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svc:/system/name-service/cache:default
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/etc/nscd.conf
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ネームサービスキャッシュ (nscd)
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svc:/network/dns/client:default
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/etc/resolv.conf
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DNS ネームサービス
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svc:/network/nis/domain:default
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/etc/defaultdomain /var/yp/binding/$DOMAIN/*
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共有 NIS ドメインの構成 (すべての NIS サービスで使用される)。また、LDAP ネームサービスによっても従来から共有されている
注 -
nis/client または ldap/client を使用する場合は、有効にする必要があります。
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svc:/network/nis/client:default
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該当なし
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NIS クライアントのネームサービス (ypbind および関連ファイル)
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svc:/network/ldap/client:default
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/var/ldap/*
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LDAP クライアントのネームサービス (ldap_cachemgr および関連ファイル)
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svc:/network/nis/server:default
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該当なし
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NIS サーバーのネームサービス (ypserv)
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svc:/network/nis/passwd:default
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該当なし
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NIS サーバーの passwd サービス (rpc.yppasswdd)
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svc:/network/nis/xfr:default
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該当なし
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NIS サーバーの転送ネームサービス (ypxfrd)
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svc:/network/nis/update:default
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該当なし
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NIS サーバーの更新ネームサービス (rpc.ypupdated)
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svc:/system/name-service/upgrade:default
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該当なし
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ネーミング旧バージョンファイルから SMF へのアップグレードサービス
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