Oracle Solaris 11 は、ルートプールと呼ばれる ZFS ストレージプールにインストールされます。ルートプールのインストール要件は次のとおりです。
ディスク容量 - 13G バイト以上のディスク容量が推奨されます。容量は次のように消費されます。
スワップ領域およびダンプデバイス - Oracle Solaris インストールプログラムによって作成されるスワップおよびダンプボリュームのデフォルトサイズは、システム上にあるメモリーのサイズおよびその他の変動要素によって異なります。
インストールのあと、システムの動作が新しいサイズによってサポートされるかぎり、スワップボリュームやダンプボリュームのサイズを独自に選択したサイズに調整できます。Oracle Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理 のZFS スワップデバイスおよびダンプデバイスを管理するを参照してください。
ブート環境 (BE) – ZFS BE のサイズは約 6–8 GB ですが、ダンプデバイスのサイズによって大きく異なる場合があります。ダンプデバイスのサイズは、システムの物理メモリーのサイズに基づきます。また、BE を更新すると、更新の量に応じて新しい BEのサイズが増えることも考慮してください。システム上のすべての BE によるディスク容量の使用状況をモニターする必要があります。同じルートプール内のすべての ZFS BE は、同じスワップおよびダンプデバイスを使用します。
Oracle Solaris OS コンポーネント – ルートファイルシステムの、OS イメージの一部となっているサブディレクトリのうち、/var 以外のものはすべて、ルートファイルシステムと同じデータセット内に存在している必要があります。さらに、スワップデバイスとダンプデバイス以外の Oracle Solaris OS コンポーネントはすべて、ルートプール内に存在している必要があります。具体的なディスク要件については、Chapter 3, デバイスの管理を参照してください。
x86 のみ: 複数のオペレーティングシステムの実行のサポート - インストール前またはインストール時に、OS が格納されるディスクをパーティション分割できます。Oracle Solaris 11.2 システムのインストール のシステムのパーティション分割を参照してください。