Oracle® Solaris 10 から Oracle Solaris 11.2 への移行

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更新: 2014 年 12 月
 
 

永続的なルートの構成

/etc/defaultrouter ファイルは Oracle Solaris 11 では非推奨であるため、このファイルを使用してルート (デフォルトまたはそれ以外) を管理できなくなりました。route コマンドの使用は、システムにルートを手動で追加できる唯一の方法です。変更がリブート後も保持されるようにするには、route コマンドで –p オプションを使用します。

# route -p add default ip-address

たとえば、ゲートウェイがボーダールーターとして機能するネットワーク 10.0.5.0 に、次のようにルートを追加します。

# route -p add -net 10.0.5.0/24 -gateway 10.0.5.150
add net 10.0.5.0: gateway 10.0.5.150

前のコマンドを使用して作成されたルートを次のように表示します。

# route -p show

また、インストール後は /etc/defaultrouter ファイルをチェックしてもシステムのデフォルトルートを判別できなくなることに注意してください。システム上で現在アクティブなルートを表示するには、次のオプションを指定して netstat コマンドを使用します。

# netstat -rn

netstat(1M) およびroute(1M) のマニュアルページを参照してください。

手順については、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の永続的 (静的) ルートの作成を参照してください。