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更新: 2014 年 12 月
 
 

ZFS ストレージプールのディスクの準備

Oracle Solaris 11 での ZFS ストレージプールの作成は、Oracle Solaris 10 でのプールの作成と似ています。次のセクションでは、ZFS ルートプールおよびルート以外のプールに対してディスクを準備するためのサマリー情報を提供します。

    プールデバイスの構成に関する次の全般的な推奨事項を確認してください。

  • ルート以外のプールはディスク全体を使用して作成します。これは、ディスクスライスよりも簡単に管理できます。たとえば、4 つのデバイスを持つミラー化されたストレージプールを次のように簡単に作成できます。

    # zpool create tank mirror c0t1d0 c0t2d0 mirror c1t1d0 c1t2d0
  • ZFS ストレージプールをディスク全体を使用して作成した場合、そのディスクは SMI ラベルではなく EFI ラベルでラベル付けされます。EFI ラベルは、次の例に示すように、フォーマットユーティリティーで表示されるディスクラベルにシリンダ情報がないことによって識別できます。

    partition> print
    Current partition table (original):
    Total disk sectors available: 286478269 + 16384 (reserved sectors)
    
    Part      Tag    Flag     First Sector         Size         Last Sector
    0        usr    wm               256      136.60GB          286478302
    1 unassigned    wm                 0           0               0
    2 unassigned    wm                 0           0               0
    3 unassigned    wm                 0           0               0
    4 unassigned    wm                 0           0               0
    5 unassigned    wm                 0           0               0
    6 unassigned    wm                 0           0               0
    8   reserved    wm         286478303        8.00MB          286494686    
  • 可能な場合は常に、ディスク全体で非ルートプールを作成します。

Oracle Solaris リリースでは、従来の 512n ディスクに加えて、Advanced Format ディスクをサポートしています。Oracle Solaris 11.2 でのデバイスの管理 のAdvanced Format ディスクの使用を参照してください。