Oracle Solaris 11 での ZFS ストレージプールの作成は、Oracle Solaris 10 でのプールの作成と似ています。次のセクションでは、ZFS ルートプールおよびルート以外のプールに対してディスクを準備するためのサマリー情報を提供します。
プールデバイスの構成に関する次の全般的な推奨事項を確認してください。
ルート以外のプールはディスク全体を使用して作成します。これは、ディスクスライスよりも簡単に管理できます。たとえば、4 つのデバイスを持つミラー化されたストレージプールを次のように簡単に作成できます。
# zpool create tank mirror c0t1d0 c0t2d0 mirror c1t1d0 c1t2d0
ZFS ストレージプールをディスク全体を使用して作成した場合、そのディスクは SMI ラベルではなく EFI ラベルでラベル付けされます。EFI ラベルは、次の例に示すように、フォーマットユーティリティーで表示されるディスクラベルにシリンダ情報がないことによって識別できます。
partition> print Current partition table (original): Total disk sectors available: 286478269 + 16384 (reserved sectors) Part Tag Flag First Sector Size Last Sector 0 usr wm 256 136.60GB 286478302 1 unassigned wm 0 0 0 2 unassigned wm 0 0 0 3 unassigned wm 0 0 0 4 unassigned wm 0 0 0 5 unassigned wm 0 0 0 6 unassigned wm 0 0 0 8 reserved wm 286478303 8.00MB 286494686
可能な場合は常に、ディスク全体で非ルートプールを作成します。
Oracle Solaris リリースでは、従来の 512n ディスクに加えて、Advanced Format ディスクをサポートしています。Oracle Solaris 11.2 でのデバイスの管理 のAdvanced Format ディスクの使用を参照してください。