Oracle VM Server for SPARC 3.1 では、仮想ネットワークのパフォーマンスに関して次の追加を含むいくつかの改良が行われています。
動的なシングルルート I/O 仮想化 (SR-IOV)
直接 I/O および SR-IOV 機能の非プライマリルートドメインへの拡張
SR-IOV 機能の InfiniBand デバイスおよび Ethernet デバイスのサポート
障害管理アーキテクチャー (FMA) のブラックリスト機能
リソースの障害または不足のためにブートできないドメイン構成を自動的に修復する復旧モード機能
ドメインごとの消費電力情報を表示する ldmpower コマンド
仮想ネットワークでの VNIC のサポート
Oracle VM Server for SPARC Physical-to-Virtual (P2V) 変換ツールを使用して、既存の物理システムを、チップマルチスレッディング (CMT) システム上の論理ドメインで Oracle Solaris 10 を実行する仮想システムに自動的に変換できます。
Oracle Solaris 10 または Oracle Solaris 11 を実行している制御ドメインから ldmp2v コマンドを実行して、次のソースシステムのいずれかを論理ドメインに変換します。
Solaris 8、Solaris 9、Oracle Solaris 10 またはそれ以上を実行している sun4u SPARC ベースのシステム
Oracle Solaris 10 を実行しているが、論理ドメイン内で実行されていない sun4v システム
Oracle VM Server for SPARC 3.1 管理ガイド の第 14 章Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツールを参照してください。