新規インストールを実行する場合は、システム上のネットワークデバイスの総数に応じて、net0、net1、および netN 命名規則を使用することで、すべてのデータリンクに自動的に総称名が割り当てられます。インストール後は、別のデータリンク名を使用できます。Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の第 2 章Oracle Solaris でのデータリンク構成の管理を参照してください。
アップグレード時は、以前使用されていたリンク名が保持されます。
システム上のデータリンクに関する情報は次のように表示します。
# dladm show-phys LINK MEDIA STATE SPEED DUPLEX DEVICE net2 Ethernet up 10000 full hxge0 net3 Ethernet up 10000 full hxge1 net4 Ethernet up 10 full usbecm0 net0 Ethernet up 1000 full igb0 net1 Ethernet up 1000 full igb1 net9 Ethernet unknown 0 half e1000g0 net5 Ethernet unknown 0 half e1000g1 net10 Ethernet unknown 0 half e1000g2 net11 Ethernet unknown 0 half e1000g3
これらの条件に基づくと、より下位のマザーボードまたは IO ボード、ホストブリッジ、PCIe ルートコンプレックス、バス、デバイス、および機能上の Ethernet デバイスが、ほかのデバイスより高くランク付けされます。次のように、リンク名、デバイス、および場所の対応関係を表示できます。
# dladm show-phys -L LINK DEVICE LOCATION net0 e1000g0 MB net1 e1000g1 MB net2 e1000g2 MB net3 e1000g3 MB net4 ibp0 MB/RISER0/PCIE0/PORT1 net5 ibp1 MB/RISER0/PCIE0/PORT2 net6 eoib2 MB/RISER0/PCIE0/PORT1/cloud-nm2gw-2/1A-ETH-2 net7 eoib4 MB/RISER0/PCIE0/PORT2/cloud-nm2gw-2/1A-ETH-2
Oracle Solaris 10 では、/etc/path_to_inst ファイルを使用して、物理および仮想ネットワークデバイスに関する情報を格納できます。Oracle Solaris 11 では、このファイルに物理ネットワークインタフェースのリンク名が含まれません。この情報を表示するには、前の例で示したように、dladm show-phys コマンドを使用します。
Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の第 2 章Oracle Solaris でのデータリンク構成の管理を参照してください。