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SPARC M7 シリーズサーバー設置ガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

サーバー PDomain にはじめて電源を投入する

SP コンポーネントのネットワークアドレスを構成したあと、Oracle ILOM プロンプトで各 PDomain にはじめて電源を入れます。このタスクにはアクティブ SP への 2 つの接続 (シリアル接続を使用するものとネットワーク接続を使用するもの) が必要です。


注 -  サーバーで PDomain ごとにこのタスクを実行します。SPARC M7-8 サーバーには 1 つまたは 2 つの静的 PDomain が含まれており、SPARC M7-16 サーバーには 1 つから 4 つの PDomain を含めることができます。

注 -  Oracle Solaris ベリファイドブートは、ファームウェア、ブートシステム、カーネル、およびカーネルモジュールの暗号化署名をチェックするマルウェア対策および整合性機能です。ベリファイドブート機能の有効化の詳細については、Oracle Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護 の ベリファイドブートの有効化を参照してください。『Oracle Solaris でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護』マニュアルは、Oracle Solaris ドキュメント (http://www.oracle.com/goto/solaris11/docs)に含まれています。
  1. シリアル接続経由でアクティブ SP にログインしていることを確認します。

    アクティブ SP にログインするを参照してください。

  2. ネットワーク接続経由でルートユーザーとしてアクティブ SP にログインします。
    $ ssh root@Active-SP-IP-address

    Active-SP-IP-address を、Oracle ILOM ネットワークアドレスを設定するで設定したアクティブ SP の IP アドレスに置き換えます。プロンプトが表示されたら、デフォルトの root パスワード changeme を入力してログインします。

    詳細は、『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド』のローカルユーザーアカウントの構成に関するセクションを参照してください。

  3. ネットワーク接続を使用して PDomain コンソールに接続すると、メッセージが表示されます。
    -> start /Servers/PDomains/PDomain_x/HOST/console
    Are you sure you want to start /Servers/PDomains/PDomain_x/HOST/console (y/n) y

    x を PDomain の番号に置き換えます。たとえば、PDomain 0 の場合は PDomain_0 を使用します。

  4. シリアル接続を使用して、PDomain の電源を入れます。
    -> start /Servers/PDomains/PDomain_x/HOST
    Are you sure you want to start /Servers/PDomains/PDomain_x/HOST (y/n) y

    x を PDomain の番号に置き換えます。

    PDomain の初期設定が完了するまで時間がかかることがあります。

  5. (オプション) 初期設定のステータスを表示するには、次のコマンドを入力します。
    -> show /Servers/PDomains/PDomain_x/HOST status

    x を PDomain の番号に置き換えます。

    一定の間隔 (たとえば 10 分ごと) でこのコマンドを入力すると、初期設定のステータスを確認できます。

  6. PDomain が POST 診断を完了したあと、コンソールに OpenBoot ok プロンプトが表示されるまで待機します。

    POST 診断が完了すると、コンソールに OpenBoot バナーおよび OpenBoot boot-device 変数メッセージが表示されます。設置作業を続行する前に、この変数を設定する必要があります。次の例は SPARC M7-8 サーバーからのものです。

    SPARC M7-8, No Keyboard Copyright (c) 1998, 2015, Oracle and/or its affiliates. All
    rights reserved. OpenBoot 4.37.3.a, 1.8632 TB memory available, Serial #109999304.
    Ethernet address 0:10:e0:99:99:64, Host ID: 8699998. 
        
        
    Evaluating: No viable default device found in boot-device variable. 
    ok
  7. PDomain に、出荷時に取り付けられる Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードが含まれているかどうかを判別します。
    • PDomain に Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードが含まれている場合は、Oracle Solaris OS がカードにプリインストールされているため、このカードを自動的にブートするように PDomain を構成できます。

      Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードの構成に進んでください。

    • PDomain にこのカードが含まれていない場合、PDomain 用のブート可能なストレージデバイスを構成する必要があります。

      外部ストレージデバイスを構成するに進んでください。

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