施設の回路遮断器のスイッチをオンにしたあと、2 つの SP のうちの 1 つがアクティブ SP の役割を引き受け、もう一方の SP がスタンバイ SP の役割を引き受けます。設置を続行するには、アクティブ SP へのシリアル接続経由で Oracle ILOM ファームウェアにログインする必要があります。
次を参照してください。
Oracle ILOM ログインプロンプトは両方の端末に表示されますが、Oracle ILOM ソフトウェアの初期化中は、アクティブ SP に接続されている端末にシステムのステータスメッセージが表示されます。次のシステムステータスメッセージの例は SPARC M7-16 サーバーからのものです。
ORACLE-SPX-SPMX-XXXXXXXXXX login: *** PLEASE WAIT BEFORE LOGIN *** waiting for proxies ... 2015-09-16 22:05:30: /SYS/SP0/SPM0 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SP1/SPM0 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP0/SPM0 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP0/SPM1 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP1/SPM0 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP1/SPM1 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP2/SPM0 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP2/SPM1 inventory is available 2015-09-16 22:05:33: /SYS/SPP3/SPM0 inventory is available 2015-09-16 22:05:34: /SYS/SPP3/SPM1 inventory is available done (took 63 secs) *** YOU CAN LOGIN NOW ***
サーバーには、Oracle ILOM ソフトウェアに最初にログインするために使用する root ユーザーアカウントが含まれています。このアカウントには、Oracle ILOM のすべての機能、関数、コマンドに対する管理権限 (読み取りと書き込み) が付与されています。
ORACLE-SPX-SPMX-XXXXXXXXXX login: root Password: changeme
-> show /SP/redundancy status status = Active
コマンドが status = Active と表示する場合は、アクティブ SP にログインしています。
コマンドが status = Standby と表示する場合は、スタンバイ SP にログインしています。
exit と入力してスタンバイ SP からログアウトし、ほかの端末または端末エミュレータを使用してアクティブ SP にログインします。
コマンドが status = Standalone と表示する場合は、アクティブ SP にログインしていますが、スタンバイ SP が応答に失敗したかネットワークへの参加に失敗しています。
障害が発生した SP の交換手順については、SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル の SP の保守を参照してください。
Oracle ILOM ネットワークアドレスを設定するを参照してください。