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SPARC M7 シリーズサーバー設置ガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

Oracle ILOM ネットワークアドレスの設定 (IPv6)

サーバーの電源をはじめて入れる前に、次のコンポーネントに静的ネットワークアドレスを割り当ててください。


注 -  このタスクは、IPv6 ネットワークアドレスを SP コンポーネントに割り当てる方法について説明します。IPv4 ネットワークアドレスを割り当てるには、Oracle ILOM ネットワークアドレスの設定 (IPv4)を参照してください。

注 -  これらの設定に関する追加情報を表示するには、Oracle ILOM の help コマンドを使用します。たとえば、help /SP/network/SP0/ipv6 と入力すると、SP0 のネットワーク設定に関する情報が表示されます。
  1. アクティブ SP にログインしていることを確認します。

    アクティブ SP にログインするを参照してください。

  2. Oracle ILOM の autoconfig プロパティーを無効にします。

    Oracle ILOM が IPv6 ルーターから IPv6 動的アドレス接頭辞を判別しないようにするために IPv6 autoconfig プロパティーを無効にします。このプロパティーの詳細は、Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。

    -> set /SP/network/ipv6 autoconfig=disabled
  3. アクティブ SP の IP アドレスおよびゲートウェイ IP を設定します。
    -> set /SP/network/ACTIVE_SP/ipv6 pending_static_ipaddress=IPv6_address/subnet_mask_value

    IPv6_address/subnet_mask_value を、ネットワークに必要な IPv6 アドレスと 10 進数サブネットマスクの値 (例: 2606:b400:418:2773:210:e0ff:fe36:e011/64) に置き換えます。

  4. SP0 の NET MGT 0 ポートの IP アドレスを設定します。

    SP0 および SP1 の IPv6 アドレスを設定するときに、IPv6 state プロパティーを有効にします。state プロパティーを有効にすると、Oracle ILOM が IPv6 ネットワーク環境または IPv4 と IPv6 のデュアルスタックネットワーク環境で動作できます。このプロパティーの詳細は、Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。

    -> set /SP/network/SP0/ipv6 state=enabled pending_static_ipaddress=IPv6_address/subnet_mask_value

    IPv6_address/subnet_mask_value を、ネットワークに必要な IPv6 アドレスと 10 進数サブネットマスクの値 (例: 2606:b400:418:2773:210:e0ff:fe36:e012/64) に置き換えます。

  5. SP1 の NET MGT 0 ポートの IP アドレスを設定します。
    -> set /SP/network/SP1/ipv6 state=enabled pending_static_ipaddress=IPv6_address/subnet_mask_value

    IPv6_address/subnet_mask_value を、ネットワークに必要な IPv6 アドレスと 10 進数サブネットマスクの値 (例: 2606:b400:418:2773:210:e0ff:fe36:e013/64) に置き換えます。

  6. PDomain SPM ごとに IP アドレスを割り当てます。

    注 -  PDomain で rKVMS 機能をサポートする必要がある場合は、PDomain SPM ホスト (HOSTx) にネットワークアドレスを割り当てます。ネットワーク経由で SP にアクセスする場合は、これらのアドレスは必要ありません。
    -> set /SP/network/HOSTx/ipv6 state=enabled pending_static_ipaddress=IPv6_address/subnet_mask_value

    x を PDomain 番号に置き換えます (たとえば PDomain 0 に対して HOST0 を使用します)。IPv6_address/subnet_mask_value を、ネットワークに必要な IPv6 アドレスと 10 進数サブネットマスクの値 (例: 2606:b400:418:2773:210:e0ff:fe36:e014/64) に置き換えます。

  7. ネットワークアドレスが正しく設定されていることを確認します。

    各 SP コンポーネントの保留中の IP アドレスを表示するには、show コマンドを使用します。

    • SPARC M7-8 サーバー (PDomain が 1 つ):
      -> show /SP/network/SP0/ipv6
      -> show /SP/network/SP1/ipv6
      -> show /SP/network/Active_SP/ipv6
      -> show /SP/network/HOST0/ipv6
    • SPARC M7-8 サーバー (PDomain が 2 つ):
      -> show /SP/network/SP0/ipv6
      -> show /SP/network/SP1/ipv6
      -> show /SP/network/Active_SP/ipv6
      -> show /SP/network/HOST0/ipv6
      -> show /SP/network/HOST1/ipv6
    • SPARC M7-16 サーバー:

      サーバー構成に必要な SP コンポーネントの保留中の IP アドレスを表示します。たとえば、サーバーに 2 つの PDomain が含まれている場合、PDomain SPM (HOST0) および PDomain SPM (HOST1) の保留中のアドレスのみが表示されます。

      -> show /SP/network/SP0/ipv6
      -> show /SP/network/SP1/ipv6
      -> show /SP/network/Active_SP/ipv6
      -> show /SP/network/HOST0/ipv6
      -> show /SP/network/HOST1/ipv6
      -> show /SP/network/HOST2/ipv6
      -> show /SP/network/HOST3/ipv6
  8. 次のコマンドを入力して新しいアドレスを有効にします。
    -> set /SP/network commitpending=true
  9. サーバーの高度を指定して設置を続行します。

    サーバーの高度を設定するを参照してください。

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