ラックマウント済みの SPARC M7 シリーズサーバーは、出荷時に Oracle の Sun Rack II 1242 ラックに設置されています。Sun Rack II 1242 には、取り付けられた装置に電力を供給する 2 つの PDU が搭載されています。各 PDU には、接続された装置によって使用されている電圧、電力、皮相電力、エネルギー、および電流をモニターできるようにするメータリングユニットが搭載されています。
PDU をリモートでモニターするには、まず PDU メータリングユニットをネットワークに接続する必要があります。これにより、Web インタフェースを使用して PDU および接続された装置をモニターできるようになります。
PDU の各メータリングユニットには 2 つのポートがあります。
SER MGT ポート – このポートから端末デバイスにカテゴリ 5 またはそれ以上のシリアルケーブルを接続します。このシリアル接続を使用して、メータリングユニットの NET MGT ポートを構成します。
NET MGT ポート – カテゴリ 6 またはそれ以上のケーブルをこの 10/100M ビット/秒ポートに接続します。サーバーの初期構成後に、この Ethernet 接続を使用して、PDU Web インタフェースから PDU および接続された装置をモニターします。
PDU メータリングユニットのこれらのポートの図は、(オプション) PDU 管理ケーブルを接続するを参照してください。
PDU メータリングユニットの NET MGT ポートは DHCP をサポートしているため、静的 IP アドレスを設定する必要はありません。ただし、NET MGT ポートを静的 IP アドレスで構成することが好ましい場合は、各ポートに次のネットワーク情報を提供する必要があります。
ホスト名 (オプション)
IP アドレス
ネットワークドメイン
ネットマスク
ネットワークゲートウェイの IP アドレス
ネットワークネームサーバーの IP アドレス
PDU メータリングユニットを構成し、Web インタフェースを使用して PDU および接続されている装置をモニターする詳細な手順については、http://www.oracle.com/goto/sunrackii/docs にある Sun Rack II 配電盤ユーザーズガイドの拡張 PDU に関するセクションを参照してください。