Go to main content

SPARC M7 シリーズサーバー設置ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 10 月
 
 

傾斜路でサーバーを上げ下げする


Caution

注意  -  サーバーを傾斜路で上げ下げする際は、必ず 4 人で行なってください。


わずかな段差を越えるのに十分な長さとサーバーの重量を支えるのに十分な強度を持つ金属製の傾斜路を作成します。


注 -  開梱されたサーバーの最大許容傾斜は、6 度 (10.5% 等級) です。この傾斜度を実現するのに十分な長さとサーバーの重量を支えるのに十分な強度を持つ傾斜路を設計します。5 度の傾斜度を実現できない場合は、設置場所まで別の経路を検討してください。
  1. サーバーの重量を支える傾斜路を設計します。

    次の特性を持つ傾斜路を設計および作成するには、施設の管理者にお問い合わせください。

    • 傾斜路の全体にわたってサーバーの全重量を支えるのに十分な強度。

    • 少なくとも 36 インチ (914 mm) の幅、または通路と同じ幅。

    • 高さを越えて 5 度 (9% 等級) の最大傾斜を越えないようにするのに十分な長さ。

    • サーバーが傾斜路の両脇から落下しないような設計 (たとえば柵や止め具の追加、傾斜路の端を上に 90 度曲げるなど)。


    注 -  傾斜路に柵がある場合は、柵を重さのある布で覆って、サーバーの表面に擦り傷が付かないようにします。

    Caution

    注意  -  ティアドロップ型やひし形のパターンのある金属プレートを使用しないでください。これらのパターンはキャスタを回転させ、サーバーが意図しない方向に移動してしまう可能性があります。


    木製の傾斜路はサーバーの重量を支えられないため使用しないでください。

    キャスタは、べたつきのある表面やゴム引きの表面でコートされた傾斜路を転がるのは困難です。このような表面の傾斜路でサーバーを上げ下げするときは、さらに人員を追加してください。

  2. サーバーの底部にある 4 本の高さ調整脚がすべて縮んでいて邪魔になっていないことを確認します。

    高さ調整脚を縮めるを参照してください。

  3. 段差に問題なくサーバーを上げ下げできるように、傾斜路を配置します。
  4. 4 人以上で、サーバーを傾斜路で押し上げるか、傾斜路をゆっくり転がして降ろします。

    サーバーを両端に沿って押すかゆっくり降ろします。


    Caution

    注意  -  サーバーが傾斜路から外れないようにします。キャスタが傾斜路の端から落ちると、サーバーがひっくり返り、装置が損傷したり身体に深刻な怪我を負ったりする可能性があります。



    image:金属プレートを使用して、サーバーが床の隙間を越えるところを示す図。

関連情報