サーバーにはドライブやディスクアレイなどの統合ストレージデバイスが含まれていないため、ブート可能なストレージデバイスをサーバー PDomain ごとに構成する必要があります。サーバーと一緒に Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードを注文した場合、PDomain につき 1 つのカードが Oracle Solaris OS とともにプリインストールされます。出荷時に取り付けられた Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードを設定する手順については、Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードの構成を参照してください。
AI サーバーはネットワーク経由で OS をインストールするためのカスタマイズ可能な方法を提供します。AI サーバーおよびインストールサービスの準備については、Oracle Solaris 11.3 システムのインストールドキュメントの次のセクションを参照してください。
PCIe カードのケーブル接続に関する完全な手順については、ネットワークケーブルとデータケーブルの接続を参照し、PCIe カードおよび外部ストレージデバイスのドキュメントを参照してください。
Oracle Solaris OS のインストールを開始するには、PDomain が AI サーバーをブートできる必要があります。次の手順は、CMIOU1、PCIe スロット 3 に取り付けられたクワッド Ethernet カードの構成例を提供します。サーバーの PDomain 内に取り付けられているネットワークインタフェースカードデバイスの構成手順については、使用しているネットワークインタフェースカードのドキュメントを参照してください。
サーバーの PCIe デバイスパスの一覧については、SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル の PCIe カードデバイスとサービスパスについてを参照してください。
ok show-nets a) /pci@306/pci@1/network@0,3 b) /pci@306/pci@1/network@0,2 c) /pci@306/pci@1/network@0,1 d) /pci@306/pci@1/network@0 q) NO SELECTION Enter Selection, q to quit: q
この例では、カードのポート 0 がプライマリネットワークデバイスとして設定されます。
ok nvalias net /pci@306/pci@1/network@0
外部ストレージデバイスに応じて、OpenBoot の boot-device パラメータを構成する必要がある可能性があります。手順については、Oracle Solaris 11.3 システムのインストール の OBP からブートディスクを設定する方法、Oracle Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン、および外部ストレージデバイスのドキュメントを参照してください。
この例で、boot net:dhcp コマンドは、DHCP を使用して PDomain にアクセスできる AI クライアントを使用して、対話型の OS インストールを開始します。「手入力なし」の OS のインストールを実行する手順については、Oracle Solaris 11.3 システムのインストールを参照してください。
ok boot net:dhcp
AI マニフェストの準備ができていた場合、インストールはプロンプトを出さずに続行されます。完全なインストール手順については、Oracle Solaris 11.3 システムのインストールを参照してください。
OS のインストール中に、Oracle VM Server for SPARC および Oracle VTS のソフトウェアパッケージを確実にインストールしてください。
追加ソフトウェアの構成およびテストを参照してください。