iSCSI ストレージデバイスは、Ethernet ネットワーク経由でリモートの外部ストレージデバイスにアクセスするためのコスト効率に優れた方法を提供します。ネットワークインタフェースカードを PDomain の PCIe スロットに取り付けて、そのカードを Ethernet ネットワークに接続すると、PDomain が外部 iSCSI ストレージデバイスにアクセスできるようになります。
通常、ネットワークインタフェースカード (Oracle の Sun Dual Port 10GBase-T アダプタなど) は、ネットワーク上の Ethernet スイッチに接続された PDomain に取り付けます。ネットワークに接続すると、PDomain は、同じネットワークに接続された、iSCSI プロトコルをサポートするネットワークストレージデバイス (Oracle ZFS ストレージアプライアンスなど) にアクセスできるようになります。また、PDomain ネットワークインタフェースカードは、Ethernet ケーブルを使用してネットワークストレージデバイスに直接接続することもできます。
サーバーを設置する際、外部ストレージデバイス内の iSCSI ターゲット (ドライブやパーティションなど) からブートするように PDomain を構成します。構成が終わると、Oracle Solaris OS をデバイスにインストールできるようになります。
各サーバー PDomain は、ストレージデバイスからブートするように構成する必要があります。追加のネットワークインタフェースカードを (特に PDomain 内の異なる CMIOU に) 取り付けて接続することで、Ethernet スイッチまたはネットワークに接続されたストレージデバイスへの冗長接続を得られます。
サポートされる PCIe カード: https://community.oracle.com/community/server_%26_storage_systems/systems-io/sparc-servers
Oracle ストレージ製品: https://www.oracle.com/storage/