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SPARC M7 シリーズサーバー設置ガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードの構成

Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードには、NVMe ソリッドステートストレージが含まれています。サーバーと一緒にこれらのカードを注文した場合、PDomain につき 1 つのカードが Oracle Solaris OS およびその他の必要なソフトウェアとともにプリインストールされます。インストール済みの Oracle Solaris OS を構成する前に、工場出荷時に取り付けられるカードを PDomain のブートデバイスとして設定し、PDomain をブートする必要があります。


注 -  サーバーと一緒に Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードを注文しなかった場合、各サーバー PDomain 用のブート可能なストレージデバイスを構成します。外部ストレージデバイスを構成して、これらのデバイス上に Solaris OS をインストールすることに関するガイダンスについては、外部ストレージデバイスを構成するを参照してください。
  1. PDomain に Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードおよびネットワークに接続されたネットワークインタフェースカードが含まれていることを確認してください。

    サーバーを目視点検して、PDomain 内でカードが取り付けられている PCIe スロットを書きとめます。

    この例では、PDomain に 2 つの Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードが取り付けられており、1 つが CMIOU0、PCIe スロット 3、もう 1 つが CMIOU4、PCIe スロット 3 にあります。PDomain には、CMIOU1、PCIe スロット 3 に取り付けられているネットワークインタフェースカードも含まれています。

  2. OpenBoot ok プロンプトで、PDomain に取り付けられている Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードを一覧表示します。

    1 つの PDomain を持つこの SPARC M7-8 サーバーの例では、2 つの Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードが工場出荷時に取り付けられています。この例では、インストール済みの Oracle Solaris OS ソフトウェアは番号が最小のカードに含まれています。番号が最小のカードは CMIOU0、PCIe スロット 3 に取り付けられ、デバイスパスは /pci@301/pci@1/nvme@0 です。


    注 -  工場出荷時に取り付けられた Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードのデフォルトの場所とデバイスパスについては、Oracle Flash Accelerator PCIe カードを参照してください。
    ok probe-nvme-all
    /pci@315/pci@1/nvme@0
         NVME Controller VID: 8086 SSVID: 108e SN:CVMD512100AA1P6N MN:  INTEL SSDPEDME016T4S FR: 8DV1RA13 NN: 1
             Namespace ID:1 Size: 1.600 TB
    /pci@301/pci@1/nvme@0
         NVME Controller VID: 8086 SSVID: 108e SN:CVMD512100F81P6N MN:  INTEL SSDPEDME016T4S FR: 8DV1RA13 NN: 1
             Namespace ID:1 Size: 1.600 TB
  3. Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードをブートデバイスとして設定します。
    ok setenv boot-device /pci@301/pci@1/nvme@0/disk@1:a
  4. PDomain 内のネットワークデバイスを一覧表示します。

    この例では、show-nets コマンドで、CMIOU1 の PCIe スロット 3 に取り付けられたクワッド Ethernet カードの 4 つのネットワークポートを一覧表示します。サーバーの PCIe デバイスパスの一覧については、SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル の PCIe カードデバイスとサービスパスについてを参照してください。

    ok show-nets
    a) /pci@306/pci@1/network@0,3
    b) /pci@306/pci@1/network@0,2
    c) /pci@306/pci@1/network@0,1
    d) /pci@306/pci@1/network@0
    q) NO SELECTION
    Enter Selection, q to quit: q
  5. プライマリネットワークデバイスを設定します。

    この例では、カードのポート 0 がプライマリネットワークデバイスとして設定されます。

    ok nvalias net /pci@306/pci@1/network@0
  6. PDomain をブートして、Oracle Solaris OS の構成を開始します。
    ok boot
  7. プロンプトが表示されたら、画面上の手順に従って Oracle Solaris OS を構成します。

    構成の確認を求めるプロンプトが数回表示されます。特定の値に応答する方法が不明である場合は、デフォルトを受け入れて、あとで Oracle Solaris OS が実行されているときに変更できます。

    Oracle Solaris OS の構成パラメータを参照し、詳細についてはOracle Solaris 11.3 システムのインストール の SCI Tool を使用して再構成する方法を参照してください。

  8. Oracle Solaris OS を構成したら、Oracle Solaris OS および Oracle ILOM のその他の機能について調べます。

    追加ソフトウェアの構成およびテストを参照してください。

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