Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードには、NVMe ソリッドステートストレージが含まれています。サーバーと一緒にこれらのカードを注文した場合、PDomain につき 1 つのカードが Oracle Solaris OS およびその他の必要なソフトウェアとともにプリインストールされます。インストール済みの Oracle Solaris OS を構成する前に、工場出荷時に取り付けられるカードを PDomain のブートデバイスとして設定し、PDomain をブートする必要があります。
サーバーを目視点検して、PDomain 内でカードが取り付けられている PCIe スロットを書きとめます。
この例では、PDomain に 2 つの Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードが取り付けられており、1 つが CMIOU0、PCIe スロット 3、もう 1 つが CMIOU4、PCIe スロット 3 にあります。PDomain には、CMIOU1、PCIe スロット 3 に取り付けられているネットワークインタフェースカードも含まれています。
1 つの PDomain を持つこの SPARC M7-8 サーバーの例では、2 つの Oracle Flash Accelerator F160 PCIe カードが工場出荷時に取り付けられています。この例では、インストール済みの Oracle Solaris OS ソフトウェアは番号が最小のカードに含まれています。番号が最小のカードは CMIOU0、PCIe スロット 3 に取り付けられ、デバイスパスは /pci@301/pci@1/nvme@0 です。
ok probe-nvme-all /pci@315/pci@1/nvme@0 NVME Controller VID: 8086 SSVID: 108e SN:CVMD512100AA1P6N MN: INTEL SSDPEDME016T4S FR: 8DV1RA13 NN: 1 Namespace ID:1 Size: 1.600 TB /pci@301/pci@1/nvme@0 NVME Controller VID: 8086 SSVID: 108e SN:CVMD512100F81P6N MN: INTEL SSDPEDME016T4S FR: 8DV1RA13 NN: 1 Namespace ID:1 Size: 1.600 TB
ok setenv boot-device /pci@301/pci@1/nvme@0/disk@1:a
この例では、show-nets コマンドで、CMIOU1 の PCIe スロット 3 に取り付けられたクワッド Ethernet カードの 4 つのネットワークポートを一覧表示します。サーバーの PCIe デバイスパスの一覧については、SPARC M7 シリーズサーバーサービスマニュアル の PCIe カードデバイスとサービスパスについてを参照してください。
ok show-nets a) /pci@306/pci@1/network@0,3 b) /pci@306/pci@1/network@0,2 c) /pci@306/pci@1/network@0,1 d) /pci@306/pci@1/network@0 q) NO SELECTION Enter Selection, q to quit: q
この例では、カードのポート 0 がプライマリネットワークデバイスとして設定されます。
ok nvalias net /pci@306/pci@1/network@0
ok boot
構成の確認を求めるプロンプトが数回表示されます。特定の値に応答する方法が不明である場合は、デフォルトを受け入れて、あとで Oracle Solaris OS が実行されているときに変更できます。
Oracle Solaris OS の構成パラメータを参照し、詳細についてはOracle Solaris 11.3 システムのインストール の SCI Tool を使用して再構成する方法を参照してください。
追加ソフトウェアの構成およびテストを参照してください。
Oracle Solaris OS のドキュメント (http://www.oracle.com/goto/Solaris11/docs)
http://www.oracle.com/us/products/servers-storage/storage/flash-storage/overview/ の Oracle flash accelerator F160 PCIe カードのユーザーズガイド