これらのセクションでは、コンポーネントおよびポート上を含め、サーバーの前面および背面にあるステータスインジケータ (LED) について説明します。このセクションには、次のトピックが含まれています。
正常なサーバーのブートプロセスには、サービスプロセッサ SP OK LED インジケータと電源/OK LED インジケータという 2 つのインジケータが関与します。
AC 電源が接続されると、サーバーはブートしてスタンバイ電源モードに入ります。
SP が起動するときに SP OK/障害 LED がゆっくり点滅し (0.5 秒オン、0.5 秒オフ)、SP の準備ができるまで、主電源/OK LED は点灯しません。
数分後に主電源/OK LED がスタンバイ点滅パターンで点滅 (0.1 秒間オン、2.9 秒間オフ) し、SP (および Oracle ILOM) が使用できる状態であることを示します。スタンバイ電源モードでは、この時点でサーバーはまだ初期化されていませんし、全電力も投入されていません。
(電源ボタンまたは Oracle ILOM を使用して) サーバーの電源を入れると、サーバーはブートしてフル電源モードに入ります。
電源/OK LED がゆっくり点滅し (0.5 秒オン、0.5 秒オフ)、SP OK LED は点灯したままです (点滅しません)。
サーバーが正常にブートした場合、電源/OK LED は点灯したままです。電源/OK LED および SP OK LED インジケータが点灯したままの場合、サーバーはフル電源モードです。
システムレベルのステータスインジケータ (LED) が 7 つあり、一部はサーバーのフロントパネルとサーバーのバックパネルの両方にあります。これらのインジケータについて次の表で説明します。
各ファンモジュールに 1 つのステータスインジケータ (LED) があります。この LED は、シャーシ中央の壁面のファンモジュールに隣接する位置にあって、ファンモジュールと整列するように並んでおり、上部カバーのファンドアを開けると見えます。
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各ドライブに 3 つのステータスインディケータ (LED) があります。
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各電源装置には 2 つのステータスインジケータ (LED) があります。これらのインジケータはサーバーの背面から見えます。
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このサーバーには、「NET MGT」のラベルが付いた 10/100/1000BASE-T Ethernet の管理ドメインインタフェースが 1 つ装備されています。このポートには 2 つのステータスインジケータ (LED) があります。これらのインジケータはサーバーの背面から見えます。
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サーバーには 4 つのギガビット Ethernet ポート (NET 3、NET 2、NET 1、および NET 0) があります。各ポートには 2 つのステータスインジケータがあります。これらのインジケータ (LED) はサーバーの背面から見えます。
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マザーボードには次のステータスインジケータ (LED) があります。
DIMM 障害ステータスインジケータ: マザーボード上の 24 基の DIMM ソケットにはそれぞれ、オレンジ色の障害ステータスインジケータ (LED) が関連付けられています。Oracle ILOM が DIMM に障害があると判断した場合、マザーボード I/O カードの障害検知ボタンを押すとサービスプロセッサに信号が送られ、障害が発生した DIMM に関連付けられた障害 LED が点灯します。DIMM 障害ステータスインジケータの詳細および障害検知ボタンの位置については、DIMM (CRU) の保守を参照してください。
プロセッサ障害ステータスインジケータ: マザーボードには、2 つのプロセッサソケットのそれぞれに隣接する障害ステータスインジケータ (LED) が含まれています。これらの LED は、プロセッサに障害があることを示します。マザーボード I/O カードの障害検知ボタンを押すとサービスプロセッサに信号が送られ、障害が発生したプロセッサに関連付けられた障害ステータスインジケータが点灯します。プロセッサ障害ステータスインジケータの詳細および障害検知ボタンの位置については、プロセッサ (FRU) の保守を参照してください。
障害検知ステータスインジケータ: このステータスインジケータ (LED) は、障害検知ボタンの横にあり、マザーボード上の障害 LED に電力を供給する電気二重層コンデンサから電力を供給されます。この LED は、障害が発生したコンポーネントがなく、その結果、どのコンポーネント障害 LED も点灯していない場合に、障害検知回路が正しく動作していることを示すために点灯します。障害検知ステータスインジケータの詳細および障害検知ボタンの位置については、サーバーの障害検知ボタンの使用を参照してください。
STBY PWRGD ステータスインジケータ: この緑色のステータスインジケータ (LED) は、STBY PWRGD というラベルが付けられ、サーバーの背面近くのマザーボードにあります。この LED は、マザーボードが少なくとも 1 つの電源装置からスタンバイ電源を受け取っていることを保守技術者に示すために点灯します。この LED は、AC 電源コードが取り付けられ、サーバーに電力が供給されているときに、サーバーの内部コンポーネントに対して保守アクションが行われないようにするために提供されます。