ファンモジュールを取り外す
ファンモジュールを保守するために、サーバーの電源を切る必要はありません。
交換用のファンモジュールを用意して、すぐに取り付ける準備ができない場合は、この手順を開始しないようにしてください。
 | 注意 - Oracle Server X6-2L のファンモジュールを取り外して交換する場合は、システム内の適切な冷却を維持するために、手順全体を 20 秒以内に完了する必要があります。ファンモジュールの取り外しと交換は一度に 1 つずつ行います。交換手順を開始する前に、交換用のファンモジュールが用意されており、取り付ける準備ができていることを確認します。各ファンモジュールには 2 つのファンがあり、ファン 1 つにつき 2 つのファンモーターが搭載されています。ファンモジュールから Oracle ILOM に 4 つのタコメーター信号を報告できるように、4 つのファンモーターは個別のタコ信号を提供します。ファンモジュール内の 1 つのファンモーターのみに障害が発生している場合でも、ファンモジュールを取り外している間は、Oracle ILOM サービスプロセッサでは、4 つのファンモーターが回転できないものとして検出されます。取り外しから 20 秒以内にファンモジュールが交換されない場合、Oracle ILOM は熱によるシステムの損傷を防ぐために、保護アクションとしてシステムを自動的にシャットダウンします。 |
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サーバーを保守位置まで引き出します。
サーバーを保守位置に引き出すを参照してください。
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ファンモジュールにアクセスするには、上部カバーのファン構成部品ドアを開きます。
注意 - 十分な通気を維持してサーバーを適切に冷却するには、60 秒以内に上部カバーのファン構成部品ドアを閉じてください。サーバーの動作中に 60 秒を超える時間ドアを開けたままにすると、サーバーが自動的にシャットダウンする可能性があります。
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障害のあるファンモジュールを特定します。
各ファンモジュールには、モジュールの横にファンステータスインジケータ (LED) が 1 個あります。LED がオレンジ色の場合、ファンに障害が発生しています。ファンステータス LED の位置を次の図に示します。
図 20 ファンモジュールの位置およびファンステータスインジケータ
LED の色および状態の意味オレンジ色 - ファンモジュールに障害が発生しています。システムによってファンモジュールの障害が検出されると、正面の上部にあるファン LED およびフロントパネルと背面パネルの保守要求 LED も点灯します。 -
プラスのねじ回し (Phillips の 2 番) を使用して、障害の発生したファンモジュールをシャーシ内に固定している脱落防止機構付きねじをゆるめます [1]。
図 21 ファンモジュールの取り外し
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脱落防止機構付きねじとモジュールの反対側の端の両方を持ち、ファンモジュールをまっすぐ上に持ち上げてシャーシから取り外し、静電気防止用マットの上に置きます [2]。
注意 - ファンモジュールを取り外す際、前後に揺すらないでください。ファンモジュールを揺すると、マザーボードのコネクタが損傷する可能性があります。
注意 - ファンコンパートメント内のほかのコンポーネントの保守作業を行う場合は、システムをシャットダウンし、電源コードを取り外してください。
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次に実行するステップを確認します。
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ほかの手順の一部としてファン構成部品を取り外した場合は、その手順に戻ります。
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それ以外の場合は、ファンモジュールを取り付けるに進みます。
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