クラスタの接続とインストール
図 8 に、構成例で使用するクラスタ構成を示します。構成例のセカンダリクラスタにはノードが 1 つ含まれていますが、これ以外のクラスタ構成も使用できます。
図 8 クラスタ構成例
表 24 では、構成例で必要なハードウェアとソフトウェアをまとめています。Oracle Solaris OS、Oracle Solaris Cluster ソフトウェア、およびボリューム管理ソフトウェアは、Availability Suite ソフトウェアとソフトウェア更新をインストールする前にクラスタノードにインストールしてください。
表 24 必要なハードウェアとソフトウェア
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ノードハードウェア
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Availability Suite ソフトウェアは、Oracle Solaris OS を使用するすべてのサーバー上でサポートされます。
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ディスク容量
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約 15M バイト。
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Oracle Solaris OS
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Oracle Solaris Cluster ソフトウェアがサポートする Oracle Solaris OS のリリース。すべてのノードが同じバージョンの Oracle Solaris OS を使用する必要があります。
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Oracle Solaris Cluster ソフトウェア
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少なくとも Oracle Solaris Cluster 4.1 ソフトウェア。
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ボリュームマネージャーソフトウェア
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Solaris Volume Manager ソフトウェア。すべてのノードで、同じバージョンのボリューム管理ソフトウェアを使用する。
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Availability Suite ソフトウェア
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別個のクラスタでは、異なるバージョンの Oracle Solaris OS および Oracle Solaris Cluster ソフトウェアを使用できますが、クラスタ間で同じバージョンの Availability Suite ソフトウェアを使用する必要があります。
ソフトウェアのインストール方法については、使用しているリリースの Availability Suite ソフトウェアのインストールマニュアルを参照してください。
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Availability Suite ソフトウェアの更新
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デバイスグループとリソースグループの構成例
このセクションでは、NFS アプリケーション向けにディスクデバイスグループとリソースグループをどのように構成するかを説明します。追加情報については、レプリケーションリソースグループの構成およびアプリケーションリソースグループの構成を参照してください。
構成例のために作成されたグループとリソースの名前を次の表に示します。
表 25 構成例内のグループとリソースのサマリー
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デバイスグループ
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devgrp
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デバイスグループ
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レプリケーションリソースグループとリソース
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devgrp-stor-rg
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レプリケーションリソースグループ
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lhost-reprg-prim、lhost-reprg-sec
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プライマリクラスタとセカンダリクラスタのレプリケーションリソースグループの論理ホスト名
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devgrp-stor
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レプリケーションリソースグループの HAStoragePlus リソース
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アプリケーションリソースグループとリソース
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nfs-rg
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アプリケーションリソースグループ
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lhost-nfsrg-prim、lhost-nfsrg-sec
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プライマリクラスタとセカンダリクラスタのアプリケーションリソースグループの論理ホスト名
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nfs-dg-rs
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アプリケーションの HAStoragePlus リソース
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nfs-rs
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NFS リソース
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devgrp-stor-rg 以外のグループとリソースの名前は一例で、必要に応じて変更可能です。レプリケーションリソースグループの名前は、devicegroupname-stor-rg というフォーマットでなければいけません。
Solaris Volume Manager ソフトウェアについては、Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール の 第 4 章, Solaris Volume Manager ソフトウェアの構成を参照してください。