クラスタまたはゾーンクラスタへのノードの追加
このセクションでは、グローバルクラスタまたはゾーンクラスタにノードを追加する方法を説明します。新しいゾーンクラスタノードは、そのゾーンクラスタをホストするグローバルクラスタのノード上に作成できますが、それは、グローバルクラスタノードが、そのゾーンクラスタのノードをまだホストしていない場合に限られます。
注 -
追加するノードは、それが参加するクラスタと同じバージョンの Oracle Solaris Cluster ソフトウェアを実行している必要があります。
各ゾーンクラスタノードの IP アドレスおよび NIC の指定は任意です。
注 -
各ゾーンクラスタノードで IP アドレスを構成しない場合、次の 2 つのことが発生します。
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その特定のゾーンクラスタでは、ゾーンクラスタで使用するための NAS デバイスを構成することができません。NAS デバイスと通信する際にはゾーンクラスタノードの IP アドレスを使用するため、IP アドレスを持たないクラスタは、NAS デバイスのフェンシングをサポートできません。
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クラスタソフトウェアによって、NIC の論理ホスト IP アドレスが有効化されます。
元のゾーンクラスタノード用 IP アドレスまたは NIC を指定しなかった場合、新しいゾーンクラスタノード用にその情報を指定する必要はありません。
この章での phys-schost# は、グローバルクラスタのプロンプトを表します。clzonecluster の対話型シェルプロンプトは clzc:schost> です。
次の表に、ノードを既存のクラスタに追加するときに行うタスクを示します。タスクは、示されている順に実行してください。
表 15 タスクマップ: 既存のグローバルクラスタまたはゾーンクラスタへのノードの追加
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ホストアダプタのノードへの取り付けと、既存のクラスタインターコネクトが新しいノードをサポートできることの確認
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共有ストレージの追加
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Oracle Solaris Cluster Manager を使用して、ゾーンクラスタに共有ストレージデバイスを追加することもできます。Oracle Solaris Cluster Manager のゾーンクラスタのページに移動して、「Solaris リソース」タブをクリックします。Oracle Solaris Cluster Manager のログイン手順については、 Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
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認証ノードリストへのノードの追加
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claccess allow -h node-being-added
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新しいクラスタノードへのソフトウェアのインストールと構成
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既存のクラスタに新しいノードを追加する
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クラスタが Oracle Solaris Cluster Geographic Edition のパートナーシップで構成されている場合、構成内のアクティブな参加メンバーとして新しいノードを構成する
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