クラスタ内の 1 つのノードの停止とブート
グローバルクラスタノードまたはゾーンクラスタノードをシャットダウンできます。ここでは、グローバルクラスタノードとゾーンクラスタノードを停止する手順を説明します。
グローバルクラスタノードを停止するには、clnode evacuate コマンドを Oracle Solaris の shutdown コマンドとともに使用します。 cluster shutdown コマンドは、グローバルクラスタ全体を停止する場合にのみ使用します。
ゾーンクラスタノードでは、clzonecluster halt コマンドをグローバルクラスタで使用して、1 つのゾーンクラスタノードまたはゾーンクラスタ全体を停止します。clnode evacuate コマンドと shutdown コマンドを使用してゾーンクラスタノードを停止することもできます。
詳細は、clnode(1CL)、shutdown(1M)、および clzonecluster(1CL) のマニュアルページを参照してください。
この章の手順の phys-schost# は、グローバルクラスタプロンプトを表します。clzonecluster の対話型シェルプロンプトは clzc:schost> です。
表 4 タスクマップ: ノードの停止とブート
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ノードを停止します。
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グローバルクラスタノードの場合は、clnode evacuate および shutdown コマンドを使用します。 ゾーンクラスタノードの場合は、clzonecluster halt コマンドを使用します。
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ノードを起動します。
クラスタメンバーシップを取得できるように、ノードにはクラスタインターコネクトとの動作中の接続が必要です。
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グローバルクラスタノードの場合は、boot または b コマンドを使用します。ゾーンクラスタノードの場合は、clzonecluster boot コマンドを使用します。
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クラスタ上のノードをいったん停止してから再起動。
クラスタメンバーシップを取得できるように、ノードにはクラスタインターコネクトとの動作中の接続が必要です。
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グローバルクラスタノードの場合は、clnode evacuate および shutdown コマンドを使用してから、boot または b を使用します。
ゾーンクラスタノードの場合は、clzonecluster reboot コマンドを使用。
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ノードがクラスタメンバーシップを取得しないようにノードをブート。
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グローバルクラスタノードの場合は、clnode evacuate および shutdown コマンドを使用してから、boot -x を使用します (SPARC または x86 の GRUB メニューエントリ編集で)。
基になるグローバルクラスタが非クラスタモードでブートされる場合は、ゾーンクラスタノードも自動的に非クラスタモードになります。
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